零戦というよりも海軍戦闘機の主力機銃は、99式20mm固定機銃という名称です。 スイスのエリコン20mm機銃を国産化したもので、別名恵式機銃ともいわれていました。 製造権を購入して国産化したものですから、ライセンス生産になるんでしょうか? 似たような例として、ドイツの名エンジンDB-601を国産化したハ40などがありますネ。 で この99式20mm機銃は銃身の短い1号と、銃身の長い2号に大別されます。 さらにおのおのバリエーションが存在します。 1号銃(エリコンFF型の国産型) 1型 輸入したスイス製 零戦11型、21型 2型 1型をそのまま国産化した型 32型、22型 3型 2型を空気装填油圧発射式にした型 紫電11型 4型 弾倉式からベルト給弾式に変更 雷電 2号銃(エリコンFFL型の国産型) 2型 FFL型の国産化した型 3型 1号3型の初速増大型 零戦52型 4型 1号4型の初速増大型 52型甲以後 5型 2号4型の初速改良型 烈風 でその性能なんですが、威力としてはさすがに20mmだけあって強力でしたが、 対抗するアメリカの戦闘機の12.7ミリ機銃は、弾道と発射速度、携行弾数の点で日本の それに勝っていたようですね。多銃主義の米機 これも物量というべきか・・・