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> けれども、この価格差は調達だけでなくランニングコストという点でも同じなのでしょうか。
細かい数的根拠は持ち合わせていませんので、単純に考えて見ましょう。
最新の護衛艦に使われているエンジンはガスタービンエンジンで、中には航空機用ジェットエンジンを流用したものもあります。
エンジンは1隻あたり4基。
空自の主力戦闘機は現在のところF-15で双発です。2機ペアで活動するとしてジェットエンジン4機です。
護衛艦1隻が動いている時も、主力戦闘機が2機飛んでいる時も、動いているエンジンはジェットエンジン4基です。
もっとも、護衛艦のエンジン4基のうち普段使っているのは2基だけで、残りの2基は戦闘時にしか使いません。
> どうしても前大戦のような、戦艦一隻動かすのに戦闘機が何機飛ばせるか…というイメージを持ってしまうのですけれども、現代の燃料事情は当時とはそれほど異なる―ジェット機の燃費はそれほど悪い―ものなのでしょうか。
今のジェット戦闘機は昔の攻撃機の約4〜5倍の重さがあります。
そして、今の護衛艦は昔の軽巡ぐらいの大きさしかありません。
当然、大きさや重さが違えば、動かすために必要になるエネルギー量は違ってきます。
ジェット戦闘機の燃費は間違いなく悪くなっていますし、護衛艦の燃費は戦艦なんかよりもよっぽど良くなっています。
> 個人が荷物を送る時の価格と、軍隊での輸送コストを同じように考えて良いものか、と疑問を申し上げたのも、実はどちらかと言うと、このような意味合いのつもりでした(私の書き方が良くなかったようで反省しております)
基本的には同じです。やることも原理も同じなんだから、極端な違いが生じる理由がありません。
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