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水上偵察機紫雲は傑作機か駄作機か 備後ピート 13/3/23(土) 19:43

Re:紫雲と強風 13/4/21(日) 5:13
┗ Re:紫雲と強風 青江 13/4/23(火) 23:06
┗ 紫雲と強風は別もの、十四試リ号と十七試カ号も別もの 13/4/24(水) 5:47

Re:紫雲と強風
   - 13/4/21(日) 5:13 -
  
> 方や紫電改のベースになったことで評価されてますけど、もし、紫雲が、早い時期に火星で戦闘機として、または、エンジンをハ42あたりの2300PSなどで改造されて投入されていたなら、如何評価されていたでしょう?


強風が紫電改になったことと並べて書かれていますから、「戦闘機」とありますがひょっとして紫雲を陸上機とした場合のことかとあえて曲解してみました。

紫雲は翼幅14.00m、翼面積30.00u。
これは紫雲登場よりも一年も前からすでに飛んでいる二式艦偵の翼幅11.5m、翼面積23.6uと比べて、あまりに低速機然としていないでしょうか。
もっとずっと遅く登場してくる彩雲と比べてみても同様です。
一方で強風−紫電改の主翼は翼幅11.99m、翼面積23.5uであって、二式艦偵−彗星と同じ範疇であることがわかります。
翼幅・翼面積だけで見る限り紫雲はむしろ、あの低速で苦しんだ烈風とほぼ共通しているわけです。

ならば主翼を交換したら、と発想してしまえば、それはもう別の飛行機になってしまいます。

こうしたことからわかるのは、紫雲の基礎設計は、何が何でも高速を得たいという目的の割りには、あまりにもとんがり過ぎていなかった、ということなのだと思います。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64) AppleWebKit/537.31 (KHTML, like Gecko) Chr...@nttkyo418026.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp>

Re:紫雲と強風
 青江  - 13/4/23(火) 23:06 -
  
> > 方や紫電改のベースになったことで評価されてますけど、もし、紫雲が、早い時期に火星で戦闘機として、または、エンジンをハ42あたりの2300PSなどで改造されて投入されていたなら、如何評価されていたでしょう?
>
>
> 強風が紫電改になったことと並べて書かれていますから、「戦闘機」とありますがひょっとして紫雲を陸上機とした場合のことかとあえて曲解してみました。


それも含めて言ってました。


> 紫雲は翼幅14.00m、翼面積30.00u。
> これは紫雲登場よりも一年も前からすでに飛んでいる二式艦偵の翼幅11.5m、翼面積23.6uと比べて、あまりに低速機然としていないでしょうか。
> もっとずっと遅く登場してくる彩雲と比べてみても同様です。
> 一方で強風−紫電改の主翼は翼幅11.99m、翼面積23.5uであって、二式艦偵−彗星と同じ範疇であることがわかります。
> 翼幅・翼面積だけで見る限り紫雲はむしろ、あの低速で苦しんだ烈風とほぼ共通しているわけです。
>
> ならば主翼を交換したら、と発想してしまえば、それはもう別の飛行機になってしまいます。
>
> こうしたことからわかるのは、紫雲の基礎設計は、何が何でも高速を得たいという目的の割りには、あまりにもとんがり過ぎていなかった、ということなのだと思います。

エンジンが高出力であれば問題無い話でしょう。
ハ42という2300PSのエンジンは、早いうちに出来ているのですから、熟成がすんでませんけど、誉やハ43など無い時点でもう出来ている。

そして早い時期であるならば、十分火星でもその時点で最低限必要な性能は出た可能性はある。
ある時点で投入できる必要な性能と数が、問題で、大きさは陸上気でも水上機でも(特に陸上気では)そう問題ではないはずです。
引用なし
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紫雲と強風は別もの、十四試リ号と十七試カ号も別...
   - 13/4/24(水) 5:47 -
  
> エンジンが高出力であれば問題無い話でしょう。
> ハ42という2300PSのエンジンは、早いうちに出来ているのですから、熟成がすんでませんけど、誉やハ43など無い時点でもう出来ている。

ハ42を夢のエンジン的に引き合いに出される方にはこの手の間違いが多いのですが、2300馬力は十七試カ号MK10のことで、これは終戦時まだ試作実験中で完成していません。
十四試リ号MK6A/四式1900馬力はこれとは別のものです。


> そして早い時期であるならば、十分火星でもその時点で最低限必要な性能は出た可能性はある。
> ある時点で投入できる必要な性能と数が、問題で、大きさは陸上気でも水上機でも(特に陸上気では)そう問題ではないはずです。

主翼の大きさはすなわち抗力の大きさですから、大きければ速度面で不利です。
この点において、同じメーカーの開発でありつつ、紫雲と強風はまったく異なった方針に基づいて設計されています。強風に出来得ることが、紫雲には出来ないのです。

そして、こうした点では、高翼面荷重で一定の高速を引き出せる二式艦偵がすでに存在し、紫雲の試作1号機がようやく海軍に領収された17年後期には生産に移され始めています。
後発でありながら低翼面荷重で低速の紫雲には、機材数を整えるという点でさえも出る幕はないのです。
そもそも紫雲はマル4計画艦である大淀への搭載用である割りには、開発が遅く、実質的にマル5計画用の機材である十四試となってしまっています。出遅れすぎているのです。
引用なし
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