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もし巡洋戦艦天城が就役していたら 9号 19/6/17(月) 23:02

Re:巡洋戦艦から高速戦艦へ おうる 19/7/9(火) 19:46
┗ アンバランスなレキシントン級 9号 19/7/11(木) 9:22
┗ 速度を犠牲にしたレキシントン級に価値があるか? おうる 19/7/14(日) 21:57 [NEW]
┗ 強気な米戦艦、弱気な米巡洋艦 冷泉 19/7/15(月) 16:44 [NEW]
┗ Re:強気な米戦艦、弱気な米巡洋艦 おうる 19/7/15(月) 19:11 [NEW]
┗ 米戦艦の優位は揺るがない 冷泉 19/7/15(月) 23:20 [NEW]

Re:巡洋戦艦から高速戦艦へ
 おうる  - 19/7/9(火) 19:46 -
  
 高速戦艦への転向は巡洋戦艦からの進化の過程としては最も王道だろうと思います。
 ですが、米海軍がそれをするかというと疑問が残ります。

 米海軍のアイオワ級以前の戦艦ってどれも鈍足でしょ?

 米海軍は一度戦艦の機関の大規模な改修を実施して、蒸気タービンから蒸気タービンエレクトリックへ推進方式を変更していますが、その目的は航続力増大であって速力を上げようとかいう方向には進んでいないんですよね。
 米海軍が速力を軽視していたとは思いませんが、自国の主力艦用機関の性能について満足していなかったのは事実で、高速戦艦開発に踏み切る際にカギとなる高出力機関の実現にどの程度自信を持っていたのか疑問に思います。

 その辺の機関技術の云々については詳しくないのでわかりませんが・・・
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アンバランスなレキシントン級
 9号  - 19/7/11(木) 9:22 -
  
主力艦用機関に自信を持ってなかったから、米戦艦は低速だったのですね。
ということは、レキシントン級は貧弱な機関で速力を出そうとした結果、装甲を大幅に削らなければならなくなったということでょうか?
33ノットも出さずにもう少し速度を抑え(28〜30くらい?)、装甲を強化した方が使いやすく、高速戦艦化というトレンドにも乗っていると思うのですが...
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速度を犠牲にしたレキシントン級に価値があるか?
[NEW]  おうる  - 19/7/14(日) 21:57 -
  
 レキシントン級のボイラーは16基あって全力で炊いて33ノットを絞り出しています。仮に30ノットで妥協できるのなら単純計算で12基まで減らせそうです。4基のボイラー削減の結果どれだけ装甲を増やせるのかはわかりませんが、速度のリソースを防御に振ることは可能でしょう。

 しかし、そうして速度を低下させたレキシントン級に米海軍が魅力を感じるかどうかはなはだ疑問です。
 レキシントン級の33ノットという最高速度さえ、妥協した結果の速度であり、本来は35ノットを発揮できる高速艦を米海軍は求めていたからです。
 米海軍がレキシントン級に担わせたかった役割は本来の巡洋戦艦に求められていた偵察と巡洋艦以下の敵支援艦艇の掃討であり、敵巡洋艦を追い回すためには敵巡洋艦より鈍足であってはならないからです。

 実際のところ、初期の段階では14インチ砲装備の巡洋戦艦に35ノットを発揮させるためには機関のスペースが足らず、機関室を二階建て構造にしてボイラーの半数を水平防御区画の上(装甲甲板の上)に据えるつもりでいました。
 それが重装甲巡洋戦艦として登場した英海軍のフッドに感銘を受けた結果、大幅に設計変更して史実のレキシントン級になっています。つまり、あれでも初期の計画からは速度を妥協して防御力を強化してるんです。そこから更に速度を犠牲にして防御に振ったりしたら、それはもう米海軍の求める巡洋戦艦じゃないんです。
 敵巡洋艦に追いつけず、敵戦艦を振り切れない程度の速度であれば、たとえそれが戦艦としては世界最速クラスの高速であったとしても、それはもはや単なる戦艦です。
 求められていたのは強力な巡洋艦キラーなのであって、戦艦ではないんです。戦艦は別の計画があるんですから、そこから巡洋艦を追い回せない戦艦をあえて追加する必要は無いんです。
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強気な米戦艦、弱気な米巡洋艦
[NEW]  冷泉  - 19/7/15(月) 16:44 -
  
レキシントン級を巡洋艦戦力として使ってしまった場合、戦艦として数えられるのはコロラド級4隻とサウスダコタ6隻のみとなってしまいます。ニューヨーク級以降の14インチ砲以上の艦を足しても、戦艦は21隻しかありません。これで日本の八八艦隊の16隻と金剛型、扶桑型の8隻、計24隻を相手取るわけですから、米戦艦はなかなか強気ですね
それとも金剛型4隻を巡洋艦とみなし、戦艦21対20+巡洋艦6対4で数的優位ということなのでしょうか。又は前ド級戦艦まで含めてカウントしているのかもしれません

一方、巡洋艦は日本がの球磨型以降の大量建造を見ていると、だいぶ不安ですね
また当時の駆逐艦の性能を考えるなら、米駆逐艦が日本まで侵攻した際にちゃんと戦力を維持できているのか怪しいところもあります。多少オハマ級を増産したところで、結局は駆逐艦投入の自由度が高い日本に対し、数量で屈して敗北してしまうかもしれません
レキシントン級というジョーカーを持ちたがるのも納得できるところです

アメリカは自国の戦艦の優位と巡洋艦(+駆逐艦)の劣位を認識しており、それを補うためにレキシントン級を建造したのだと思います。この認識が変わらないのであれば、レキシントン級はそのまま建造されるでしょう
つまり戦艦の優位に疑問を抱いたならば、レキシントン級(又はその一部)を高速戦艦化することで、巡洋艦と戦艦の両方の役割を担わせたのではないでしょうか
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Re:強気な米戦艦、弱気な米巡洋艦
[NEW]  おうる  - 19/7/15(月) 19:11 -
  
 米海軍は決して強気ではありませんでしたよ。

 自国の戦艦が日本海軍にも英海軍にも劣っている事を承知していましたし、それらを上回るどころか同等の戦艦を建造することすら技術的に困難だと理解していました。彼らにとっての最強の切り札だったはずのサウスダコタですら、日本戦艦と砲力と防御力ではと同等だが速力で大幅に劣り、英戦艦(N3型)と速力で同等だが砲力で劣り、双方を上回る戦艦を建造するにはタービン機関技術の立ち遅れとパナマ運河由来の艦幅制限が解決不能な足かせになると考えていました。

 だから、ワシントン条約で戦艦建造競争を政治的に終わらせたんです。

 もし、米海軍が世界最強の戦艦か巡洋戦艦を建造する自信を持っていたなら、ワシントン条約でもレキシントン級が生き残る可能性はあったかもしれませんが、その場合のミリタリーバランスは史実とはすでに大幅に異なっているはずです。
 このスレの本来のお題である「天城級建造が容認される以外は史実とほぼ同じミリタリーバランス」からはかけ離れたものにならざるを得ないでしょう。
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米戦艦の優位は揺るがない
[NEW]  冷泉  - 19/7/15(月) 23:20 -
  
少し勉強不足でしたので、先ほどの発言を修正いたします

ダニエルズプランは、1919年までの3か年計画でしたね。この間に戦艦10隻と巡洋戦艦6隻の建造を(予算上)開始するわけで、年5隻超の建艦計画ですね
一方の八八艦隊計画では、1919年までに戦艦4隻と巡洋戦艦4隻の計画ですから、年2隻の建造計画となります
実際には第一次世界大戦の影響で遅れたり中止になったりするわけですが、当初の計画はこうなっていました

ダニエルズプランが満了する1919年(度)までの艦で艦隊を組んだ場合、日米の戦力は次の通りです
日:16インチ戦艦4、巡戦4、14インチ戦艦4、巡戦4
米:16インチ戦艦10、巡戦6、14インチ戦艦11
これなら、アメリカはダニエルズプランの戦艦10隻で八八艦隊計画の8隻と渡り合えるでしょう。14インチ戦艦も数的優位を確保しております
イギリスに対しても概ね数的均衡を確保できていますよね
少なくともダニエルズプランが審議されていた1915〜16年に、アメリカが戦艦勢力において、対日劣位に転落し、対英劣位を縮められないという予想は立たないかと思います
戦艦勢力は対日優勢、対英均衡ですから、レキシントン級6隻は不安が残る巡洋艦戦力として使った方が有効と考えたのでしょう

私もアメリカが世界最強の戦艦を造れるとは考えておりません
それでも機関技術以外は対英日同等かそれ以上であり、決して弱い戦艦しか造れないわけではないでしょう
そして国力に裏打ちされた建造能力は数的優位を保障します

史実のミリタリーバランスをいじるまでもなく、アメリカは優位なのです
そしてレキシントン級はその優位を前提とした艦であると考えます
ですので、その優位が崩れれば(例えば英日が強固な同盟関係にある等)、計画変更は避けられないと考えております
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