胃袋3分の1さん、レスありがとうございます。辻です。 やっぱり星型配列のエンジンはOHVしか無かったんですね。(当たり前か・・・) >ところがカム山が1気筒あたり2個ずつしかないので、またおもしろい・・・ おお、いわゆる”2バルブ1ロッカー”タイプですね。OHCの4バルブ化には欠かせないですなあ。 高回転を必要とする、小排気量・単気筒エンジン(二輪車)はこの手が多いですね。 >Jumo201系は吸気1、排気2・・・ う〜ん。私はこのエンジンの事を知らないので不思議に思ってしまったのですが、一般的に(あくまでのエンジン工学 の一般論ですが)吸排気ポートの開口面積(すなわちバルブの有効面積)は排気側よりも吸気側のほうが大きい ですよね。つまり4バルブなら排気よりも吸気バルブの径を大きく作り、3バルブなら吸気側2バルブ(小径×2) 排気側1バルブ(大径×1)になると思うのですが・・・。それともなんか他の理由があったのかなあ・・・? >トルク値というものが問題にされないのでしょうか・・・ はい、私も疑問に思います。というよりもエンジンの性能は馬力だけじゃわかりませんものね。(トルクの表記がない 文献は大抵”排気量”についても端折ってますよね) という訳でこのやり取りを皆様にも楽しんで頂くべく、「辻のエンジン講座出張所」(アカン、また長文だ・・・) ・排気バルブよりも吸気バルブが大きいのは「温度」の関係です。混合気の吸入または、排気ガスの排気スピード は音速を超えることはありません。音速は空気の温度が上がれば早くなりますから、吸入よりも排気時の気体の 流れるスピード(の限界)が高いわけですね。(排気ポート周辺は1000度くらいにまで上がる)なので吸気側の 入り口がほうが大きいのです。 ・トルクと馬力の話は・・・長くなるのでもし”希望があれば”今度「軍用機の話題コーナー」にでも挙げてみようと思います。 (もしかしたらこのHPとは場違いな話題かもしれないな・・・)