歩兵操典

第一篇 各個教練
第二章 戦闘
要則
  1. 第49
    戦闘各個教練は、兵をして散兵の動作に必要なる基礎を得しむることを目的とす。之が為、敵に対し地形地物を利用して前進し、停止し、射撃し、突撃することに習熟せしむると共に、特に攻撃精神を養成し、以って自ら信じて戦闘し得るの能力を与うるを要す
  2. 第50
    戦闘各個教練の教育に方りては、最初は号令に依り動作せしめ、要領を会得せば号令に依ることなく実施せしむ
    戦闘各個教練は教育の各期を通じ絶えず之を行ない、又、瓦斯内の戦闘に習熟せしむるを要す