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歩兵操典
第一篇 各個教練
第一章 基本
第五節 手榴弾の投擲
第47
投擲姿勢を取らしむるには、目標を示し左の号令を下す
「
立投
」
(たちなげ) (
「
膝投
」
(ひざなげ)
「
伏投
」
(ねなげ))
不動の姿勢に在るとき目標(方向)を示さるるや、先ず之に正対す
立投の姿勢を取るには、銃を右手に持ちたる侭、両踵を目標と概ね一線上に在らしむる如く、立射に準じ姿勢を取り、銃を左臂に托し、手榴弾を取出し安全装置を解きて発火の準備を為し、左手にて銃を提ぐ
膝投の姿勢を取るには、膝射に準じ姿勢を取り、右足尖を立て臀を右踵の上に乗せ、銃を右前に置き、手榴弾を取出し発火の準備を為す
伏投の姿勢を取るには、伏射に準じ姿勢を取り、銃を右前に置き、手榴弾を取出し発火の準備を為し、臀を高くせざる如く左脚を腹部の下に深く曲ぐ
左手にて投擲するを利とする者は右手にて投擲する者に準じ適宜動作す
第48
投擲せしむるには左の号令を下す
「
投ゲ
」
信管を発火せしめ、其の発火を確認したる後投擲す
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