歩兵操典

附図 第一
附図第一
  1. 連(大)隊本部に指揮班等を編成しあるときは、一般歩兵中隊の隊形に準ずる隊形を以って、其の頭号大(中)隊の右翼に位置す
  2. 連隊間の間隔は、右連隊の左翼より左連隊の連隊長迄24歩とす
  3. 大隊間の間隔は、右大隊の左翼より左大隊の右中隊(指揮班等)の右翼嚮導迄16歩とす
  4. 大隊旗を持つ者は頭号中隊右翼嚮導の左側(中隊縦隊のときは戦闘小隊右翼分隊長の右側)に位置し、射撃名誉旗を持つ者は当該部隊最右翼の先頭に於いて列中に入る
  5. 連隊の歩兵砲隊、通信隊、弾薬班、行李等の位置は、観兵式諸兵指揮官の指示に依り、連隊長之を定む
  6. 大隊の喇叭手は喇叭長之を指揮し、通常大隊の中央後16歩に位置す
  7. 旅団司令部、又は之に相当する司令部、連、大隊本部附准尉及び下士官、ならびに中隊、砲隊、通信隊等の衛生兵は列外小隊とし、大隊の者は該大隊の、旅団司令部、又は之に相当する司令部及び連隊本部の者は第一大隊の、砲隊、通信隊等の該隊の、左翼後方16歩に位置す。其の順序は、兵科(旅団司令部、又は之に相当する司令部、連隊本部、大隊本部の順序)、経理部、衛生部、獣医部とし、兵科高級先任の者之を指揮す。但し、中隊、砲隊、通信隊等以上に於いて指揮班を編成しあるときは之に入る
  8. 経理部見習士官及び同士官候補生は経理部将校の、衛生部見習士官は衛生部将校の次に位置し、歩兵科士官候補生は中隊等の編成に入る
  9. 3線に大隊を排列するときは大隊間の距離は8歩とし、連隊の全喇叭手及び列外小隊は後尾大隊の後方に位置す
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    各隊の距離間隔は之を伸縮することを得
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    本図に規定せる以外の部隊、人馬等あるとき、分列式に参加せしむべきや否や、ならびに其の隊形及び位置に関しては、通常観兵式諸兵指揮官の指示に依り、連隊長之を定む