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カーチス XP-46 P-40 の発展型

XP-46(7.5K)XP-46
どことなくソ連機に似た側面を見せる XP-46。機首上面にキャブレターインテイク、機首下面にオイルクーラー、胴体下面にラジエターが別々に開口しているが、この辺のレイアウトの野暮ったさが本機の性能が奮わなかった原因かも知れない。


 XP-46 は P-40 の後継として 1939 年に開発されたもので、主翼の八連装機銃や前縁スリットなど、ヨーロッパにおける戦闘機(ハリケーン、Bf109 等)の流行を取り入れた設計となっていました。アリソン V-1710-39(1150hp)を搭載し、最大速度は 410mph (660Km/h) が予定されていましたが、航続距離の延長や装甲板増設などの要求によって重量が増加し、実測 355mph (571Km/h) という情けない性能に落ちてしまいました。そのうえ P-40 シリーズの成功を見た軍は初飛行(1941 年 2 月 15 日)以前に XP-46 を見限ってしまい(部品や装具の互換性がないため)、同じ V-1710-39 エンジンを積んだ改良型 P-40D の正式採用を決めてしまいました(実測でも XP-46 より P-40D の方が速かった)。

 XP-46 の外見は長い機首に比して太く短い後部胴体、丸っこい垂直安定板などが特徴的で、どことなくソ連の MiG-3 や Yak-9 を連想させます。もし量産されてレンドリースに回され、緑茶迷彩と赤い星を塗装していたら案外似合っていたかも知れません ;-)。
(文・ささき)


緒元(XP-46)
製作1939年
生産数1
乗員1
全幅34ft 4in(10.39m)
全長30ft 2in(9.19m)
全高13ft(3.96m)
主翼面積208ft2(19.3m2)
乾燥重量5635LBs(2556Kg)
全備重量6750LBs(3062Kg)
武装7.62mm 機銃×8(主翼)、12.7mm機銃×2(機首)
発動機アリソン V-1710-39 液冷14気筒 1150hp
最高速度355mph(571Km/h) 高度 12200ft(3700m)
航続距離325ml(522Km)


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