カーチス XP-42
P-36 の改造型 延長軸+絞り込みカウリング
XP-42 は
P-36
の四号機を改造した試作型で、1939 年 3 月に完成しました。空気抵抗を減らす試みとしてプロペラ駆動軸を延長、先を絞ったカウリングにフィットする大型の砲弾型スピナを取り付け、エンジン冷却はカウリング下部のインテイクから取り込む設計になっていました。速度は 50Km/h ほど向上したもののエンジン過熱がひどく実用性なしと判断され、やがて P-36 オリジナルのカウリングに戻されました。機体はのち 1942 年にオールフライング(全可動)式尾翼のテストベッドに応用されています。
(文・ささき)
緒元(XP-42)
製作
1939年
生産数
1
乗員
1
全幅
37ft 4in(11.38m)
全長
30ft 3in(9.22m)
全高
12ft 2in(3.71m)
主翼面積
235ft
2
(21.8m
2
)
乾燥重量
4818LBs(2185Kg)
全備重量
5920LBs(2685Kg)
武装
なし
発動機
プラット&ホイットニー R-1830-13 空冷14気筒 1050hp
最高速度
344mph(553Km/h) 高度 14500ft(4420m)
実用上昇限度
--
航続距離
--
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