Page 70 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼四国に戦車隊はいらないか? ブラック・タロン 02/8/1(木) 23:29 ┣Re:四国に戦車隊はいらないか? アリエフ 02/8/2(金) 1:24 ┣Re:四国に戦車隊はいらないか? ooi 02/8/2(金) 12:25 ┣Re:四国に戦車隊はいらないか? 中村 02/8/2(金) 14:09 ┣Re:四国に戦車隊はいらないか? (N) 02/8/2(金) 19:08 ┗Re:四国に戦車隊はいらないか? ブラック・タロン 02/8/2(金) 23:31 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 四国に戦車隊はいらないか? ■名前 : ブラック・タロン ■日付 : 02/8/1(木) 23:29 -------------------------------------------------------------------------
陸戦Ans.Qの陸自戦車関連スレッドを見ていて考えたこと(^^ゞ 我が在住地である四国には現在、陸上自衛隊第2混成団が駐屯しています。同団は旧第13師団から切り離された第15普通科連隊と特科大隊および施設隊で構成される小規模部隊です(当初は戦車隊を有していたが平成元年に廃止)。 第2混成団は新防衛大綱に基づいて旅団化されることが決定しており、現在の中期防衛力整備計画で改編着手される予定です。が、ここで自分が気になるのは、この新生"第2旅団"(仮称)の編制です。 四国は周囲を瀬戸内海と太平洋に囲まれたその地理的特性ゆえ、中国地方や九州等よりは攻められにくい地域であると思います。それを踏まえてか、新大綱では第2旅団(仮称)を『戦略機動旅団』(車輌や航空機の充実によって他地域への増援展開も含む機動的運用を主とする単位)と位置付けており、四国の旅団を他地域支援のための予備兵力として運用すると考えられます。が、現時点ではまだその編制等を推測できるだけの概要は見えていません。 なお、先の中谷元防衛庁長官の四国訪問に際し、2混本部のある香川県側関係者からは改編後の新旅団の編制について3個普通科連隊化を求める要望が出されたと聞いています。 順当に考えると、同じ『戦略機動旅団』である第13旅団と同様に、3個普通科連隊を基幹に特科隊、戦車隊等を有する編制が一番有力と思われますが、地理的特性の異なる四国の旅団が隣県の部隊と大差ない編制なのは少々画一的にも感じられますし、例えば戦車隊を復活させるにしても現在の戦車兵力から四国に割ける余裕があるのかという疑問もあります。 というわけで、少々好き勝手にではありますが、四国という地域に適した旅団の編制はどうあるべきか愚考してみたいのであります。 |
戦車隊運用するとして、現在、四国に戦車の実戦演習ができる演習場はあるのでしょうか?中国・四国地方における駐屯地、演習場の状況よく知らないもので。 兵庫県に青野ヶ原演習場がありますけど、ここでは戦車の演習ができないと言うし。 千葉・四街道の87式対空自走砲の部隊も、富士の演習場まで行かないと本格的な訓練はできないと担当者が言ってたから、わざわざ遠隔地の専用演習場まで行って訓練するのが多くの戦車部隊にとって当たり前なのかもしれませんが。 |
近隣に戦車部隊の駐屯地があるか、と言ったら、岡山の日本原(現13旅団の特科と戦車中隊他駐屯)ぐらいしか場所が無いかもしれません、善通寺に復活って訳にも行かないだろうし。 逆に対戦車ヘリ一個隊分を戦車戦力の替わりとしてその他輸送ヘリ等と一緒に新設、編入するのが妥当なのかもしれませんね、ええ、予算的に難しいのはよーく解かってますけどね。 |
> 新大綱では第2旅団(仮称)を『戦略機動旅団』(車輌や航空機の充実によって他地域への増援展開も含む機動的運用を主とする単位)と位置付けており このような事が新大綱に書かれていたでしょうか。 第2混成団が旅団に増強されるのは、テロやゲリラなどの不正規戦および大規模災害に対応するには兵力を全国一律に分散させた方が便利、というのが理由ではないでしょうか。 以上の事と、戦車の数が削減されている事も合わせれば、四国に戦車が配備されるとは思えません、むしろ施設科を増強した方が目的に合うのではないでしょうか。 |
第2混成団の戦車隊も、編成当初から(戦車の北転事業に伴い)解隊されるまで、ずっと日本原にあったわけですし(同地にあった特科隊は94年に松山に移駐しましたが)、第2旅団(仮)が戦略機動旅団と位置付けられている点からも、近い将来、戦車が四国に配備される可能性は極めて低いのではないでしょうか。 |
>四国の駐屯地事情 四国の陸自駐屯地は3つ(善通寺・松山・高知)で、演習場は松山駐屯地近郊に小野演習場がありますが他は情報不足で不明です(香川は屋島辺りになかったか?)。 もっとも、松山の小野演習場は特科大隊が使用していますが、155mm榴弾砲が演習をするには狭すぎるため、実弾演習は北海道や日出生台等へ出かけているそうです(この辺は他の師団等も似たようなもんですかね?)。 旅団化によって基幹部隊が増派された場合、駐屯地を増やすのかどうかも気になるところではあります。現状では徳島県だけが"空白地帯"になっているので・・・(徳島には海自がいるけどね) 新大綱における陸自の師団・旅団は、その任務位置付けによって、 ・政経中枢師団 大都市圏近郊に配置され、比較的軽装備で対テロ・ゲリラ戦を主眼とする部隊 ・機動打撃師団 強力な火力と機動力を有する機甲部隊(要は第7師団のこと) ・沿岸配備師団(旅団) 直接の脅威の高い地域に配置され、敵の着上陸を阻止する重装備部隊 ・戦略機動師団(旅団) ヘリコプターや車両を充実させ、他地域の増援も含めた機動的運用を行う部隊 以上の4つに改編されるとされています(これらの用語は防衛庁の公的文書でも使用されています)。 2混の場合、言われてみれば陸自全体の戦車定数が減る傾向にあるわけですから、四国に常時戦車を置く余裕はないかもしれませんね(^^ゞ まずは現在1個しかない普通科連隊の3〜4個隊への増強(うち1個は即応予備自で編成)および能力強化(高機動車化または軽装甲機動車化)が順当な線でしょう。あとは団本部中隊(対戦車・偵察・通信・化学防護部隊を麾下に置く)・施設隊・後方支援中隊の改編・拡充や、今の特科大隊の扱いをどうするかといったところでしょうか。 そういえば、第13旅団は飛行隊を持っていますが、2混から改編される新旅団は飛行隊を新設するかどうか? あればいろいろと便利なんだけど、こちらも戦車と同様に頭数等の問題があるから難しいだろうなぁ・・・ |