Page 69 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼飛龍の反撃は正しかったのでしょうか? ボーフィース 02/7/14(日) 11:00 ┣命令したはず・・・ 中村 02/7/14(日) 12:24 ┣独断ではないと思われ strafe 02/7/14(日) 13:55 ┣Re:飛龍の反撃は正しかったのでしょうか? T216 02/7/14(日) 19:04 ┗Re:飛龍の反撃は正しかったのでしょうか? BUN 02/7/15(月) 1:31 ┣Re:飛龍の反撃は正しかったのでしょうか? ボーフィース 02/7/15(月) 10:33 ┗Re:飛龍の反撃は正しかったのでしょうか? 捨て猫 02/7/15(月) 11:52 ┗何隻だろうと、退却だろうと BUN 02/7/15(月) 12:57 ┣こういう事でしょうか? 中村 02/7/15(月) 13:40 ┃ ┗当たり前と考えられていた行動 BUN 02/7/15(月) 14:44 ┃ ┗性格だったんですね 中村 02/7/15(月) 18:43 ┃ ┗用語について質問 strafe 02/7/15(月) 22:24 ┃ ┗Re:用語について質問 中村 02/7/15(月) 22:34 ┃ ┗漸激という言葉はあるのですね strafe 02/7/15(月) 23:29 ┗信じるに値せず 捨て猫 02/7/15(月) 14:09 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 飛龍の反撃は正しかったのでしょうか? ■名前 : ボーフィース <gita@oregano.ocn.ne.jp> ■日付 : 02/7/14(日) 11:00 -------------------------------------------------------------------------
えーっと、初めて議論ボードに書き込みますボーフィースと申します。 とっくの昔に6月を過ぎて、何を今時ミッドウェー海戦か?といわれるかもしれませんが、どうしてもこの思い付きが忘れられなくて書き込みます。 太平洋戦争の転換点となったミッドウェー海戦ですが、赤城、加賀、蒼龍が被弾した後飛龍の反撃でヨークタウンを被弾させて、後に潜水艦の雷撃で沈めています。 聞くところによると、飛龍の反撃は山口多聞提督の独断だったそうですが、これって正しいことなのでしょうか?そのまま逃げてしまうっていうのはダメなのでしょうか?3空母脱落の後では、戦力差から考えて勝ち目は無いように見えるのですが・・・ |
> 聞くところによると、飛龍の反撃は山口多聞提督の独断だったそうですが、これって正しいことなのでしょうか?そのまま逃げてしまうっていうのはダメなのでしょうか?3空母脱落の後では、戦力差から考えて勝ち目は無いように見えるのですが・・・ あれ、山本長官は攻撃続行を命じたはずです、たしか、夜になったら戦艦で突入して、よく朝占領なんて虫のいいことか考えていたとか、私の記憶違いでしょうか? まぁ、逃げるのが普通だとは思いますが、空母一隻助かったところで何も変わらないと思います。 |
司令官の南雲中将は座乗していた旗艦・赤城が沈む前に駆逐艦か巡洋艦へ移乗し、 旗艦を移しています。本人は赤城とともに沈むと言い張るのを周囲が説得して移乗させた そうで。その移設後の旗艦へ命令を仰いで攻撃したとのことですが。 その時点では日本側は米側空母を二隻と考えていた筈なので、戦力差的にもいけると 踏んだのではないでしょうか。 それより三隻目の米空母を発見したのは二式艦偵だったのか?他の機か? > とっくの昔に6月を過ぎて、何を今時ミッドウェー海戦か? 今日本で一番読まれている仮想戦記では、この暑いのに雪のキスカ島を描いています。 季節のずれは無視してもいいんじゃないでしょうか。 |
初めまして、ボーフィスさん。以後宜しくお願いします > 太平洋戦争の転換点となったミッドウェー海戦ですが、赤城、加賀、蒼龍が被弾した後飛龍の反撃でヨークタウンを被弾させて、後に潜水艦の雷撃で沈めています。 > 聞くところによると、飛龍の反撃は山口多聞提督の独断だったそうですが、これって正しいことなのでしょうか?そのまま逃げてしまうっていうのはダメなのでしょうか?3空母脱落の後では、戦力差から考えて勝ち目は無いように見えるのですが・・・ strafeさんも書かれていますが、飛龍が反撃を始めた時点では日本軍は米空母は2隻と判断していたと記憶しています。 3隻いることが分かっていればすぐに後退していたのではないかと思います。 また、手元の資料によると赤城以下の3空母が被弾したのが10:25ですから、すぐに後退を始めても日没か米軍の攻撃範囲外に脱出するまでに何度か攻撃を受けることが想像されます。 ならば、後退するにしても当初の目標であった米空母を攻撃して敵の攻撃を封じた方がよいと日本側が考えても無理はないと思います。 |
3空母被爆当時に確認できていた敵空母数は利根4号機による1隻です。 2隻は予想される敵空母数として推定されていたものです。 更に策敵機情報によりもう1隻を確認、 その後捕虜情報により敵空母数3隻の情報入手、 蒼龍偵察機の飛龍帰還による3隻確認の情報、となります。 飛龍の反撃が正しいか、間違っているか、という問いに関しては 敵空母の数を問わず、何の間違いも無いでしょう。 敵空母までの距離は100海里程度と判断されていたのですから 母艦機の攻撃の後に水上部隊の突入という発想は至極当然に見えます。 0920の電令作第155号で山本長官が下した判断は不自然ではありません。 状況の推移や敵空母の数にかかわらず、あのような場合、 飛龍は一刻も早く攻撃隊を発進させるべきものでしたし、 飛龍の戦力は敵空母群に打撃を与えられると考えられていたし、 事実、1隻を撃破しています。 (当時の対航空母艦戦の所要機数の見積りから見れば、飛龍の飛行機隊の戦力は、それが100%発揮された場合、敵空母ならば1隻の撃沈、あるいは2隻の撃破が可能と判断されていると考えられます。) |
> 3空母被爆当時に確認できていた敵空母数は利根4号機による1隻です。 > 2隻は予想される敵空母数として推定されていたものです。 > 更に策敵機情報によりもう1隻を確認、 > その後捕虜情報により敵空母数3隻の情報入手、 > 蒼龍偵察機の飛龍帰還による3隻確認の情報、となります。 なるほど・・・・知らないってことは恐ろしいですね。索敵は大切なようで・・ > 飛龍の反撃が正しいか、間違っているか、という問いに関しては > 敵空母の数を問わず、何の間違いも無いでしょう。 > 敵空母までの距離は100海里程度と判断されていたのですから > 母艦機の攻撃の後に水上部隊の突入という発想は至極当然に見えます。 > 0920の電令作第155号で山本長官が下した判断は不自然ではありません。 > 状況の推移や敵空母の数にかかわらず、あのような場合、 > 飛龍は一刻も早く攻撃隊を発進させるべきものでしたし、 > 飛龍の戦力は敵空母群に打撃を与えられると考えられていたし、 > 事実、1隻を撃破しています。 > (当時の対航空母艦戦の所要機数の見積りから見れば、飛龍の飛行機隊の戦力は、それが100%発揮された場合、敵空母ならば1隻の撃沈、あるいは2隻の撃破が可能と判断されていると考えられます。) なるほどです。全ては私の浅知恵でだったのですね・・・・勉強しなおします。 |
> その後捕虜情報により敵空母数3隻の情報入手、 4駆による捕虜情報は、司令部はかなり後の時刻になって了解したと言われていますよね。 |
> > その後捕虜情報により敵空母数3隻の情報入手、 > 4駆による捕虜情報は、司令部はかなり後の時刻になって了解したと言われていますよね。 捕虜情報をそもそも信じてない・・・という事は無いでしょうか? その後4隻西進とか、5隻とか入ってますよね。 でも、5隻でも6隻でも飛龍は攻撃隊を発進させるのが当然ですね。 仮に総退却戦となった場合でも母艦航空隊の役割として定められていますし、 航空母艦というのは元々そうしたものなんですね。 |
> でも、5隻でも6隻でも飛龍は攻撃隊を発進させるのが当然ですね。 > 仮に総退却戦となった場合でも母艦航空隊の役割として定められていますし、 > 航空母艦というのは元々そうしたものなんですね。 それは、第一機動部隊を殿軍としてすり潰してでも、主力部隊に対する追撃を防ぎ、日本海海戦におけるバルチック艦隊の二の舞になるのを避けようとした、という事でしょうか? |
> それは、第一機動部隊を殿軍としてすり潰してでも、主力部隊に対する追撃を防ぎ、日本海海戦におけるバルチック艦隊の二の舞になるのを避けようとした、という事でしょうか? そうではなくて、航空母艦は攻撃時にはこのように闘い、退却時にはこう戦う、という基本戦術が海戦要務令などで定められているんです。だから一旦戦闘に突入した以上、こういう局面で母艦はこう戦う、という合意と納得があったので、ことさらに母艦部隊が犠牲になるという悲壮な思いは無く、たとえ猛将山口多聞が乗艦していなくとも迷う事無く攻撃隊発進を命じただろうという事なんです。あの時点で自艦の飛行機隊を全滅させてでも敵空母を出来る限り撃破し、水雷戦隊と主力の突入を実現させる意図を抱くのが普通の日本海軍母艦部隊指揮官の考え方であって、母艦を温存して後日の決戦に備えるという行動は、言ってみれば相当に不自然かつ珍しい発想で、特定の命令が存在しなければとても実施されるとは思えないのです。 |
> > それは、第一機動部隊を殿軍としてすり潰してでも、主力部隊に対する追撃を防ぎ、日本海海戦におけるバルチック艦隊の二の舞になるのを避けようとした、という事でしょうか? > > そうではなくて、航空母艦は攻撃時にはこのように闘い、退却時にはこう戦う、という基本戦術が海戦要務令などで定められているんです。だから一旦戦闘に突入した以上、こういう局面で母艦はこう戦う、という合意と納得があったので、ことさらに母艦部隊が犠牲になるという悲壮な思いは無く、たとえ猛将山口多聞が乗艦していなくとも迷う事無く攻撃隊発進を命じただろうという事なんです。あの時点で自艦の飛行機隊を全滅させてでも敵空母を出来る限り撃破し、水雷戦隊と主力の突入を実現させる意図を抱くのが普通の日本海軍母艦部隊指揮官の考え方であって、母艦を温存して後日の決戦に備えるという行動は、言ってみれば相当に不自然かつ珍しい発想で、特定の命令が存在しなければとても実施されるとは思えないのです。 なるほど、それが旧海軍の性格だったんですね、そう言えば漸激作戦のにおいが・・・ よくわかりました、有難うございました。 |
漸激作戦というのは初めて聞くのですが、どういう作戦でしょうか? |
> 漸激作戦というのは初めて聞くのですが、どういう作戦でしょうか? 漸減の打ち間違いです、恥ずかし〜。 |
検索エンジンで検索してみたら、山のように出てきました。殆どは中国語のページで、 日本語のページはRPG系ファンタジーのページでした。(戦士が剛剣で敵を叩き伏せる系) 間違いとしても「漸激作戦」漸減作戦より断然かっこいいじゃないですか。 ・・・お題と何の関係もないな。スマソ・・・ |
> 捕虜情報をそもそも信じてない・・・という事は無いでしょうか? > その後4隻西進とか、5隻とか入ってますよね。 確かにその可能性もありますね。 その後の各級司令部の言動から推すに、敵状判断には今一つ貢献しきれていないように感じました。 |