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 ▼こんごう級の存在意義  中村 02/6/16(日) 11:03
   ┣Re:こんごう級の存在意義  河内っこ 02/6/16(日) 12:59
   ┣多分言いにくいことなんだろうけど・・  アリエフ 02/6/16(日) 20:44
   ┣Re:新しい存在意義  507 02/6/17(月) 0:01
   ┣Re:こんごう級の存在意義  taka 02/6/19(水) 12:03
   ┃  ┗Re:こんごう級の存在意義  勝井 02/6/19(水) 13:23
   ┃     ┗Re:こんごう級の存在意義  taka 02/6/20(木) 12:46
   ┣防衛システムの中で考えるべきでは?  アリエフ 02/6/21(金) 0:54
   ┣イージスって、何なんでしょう?  露西亜艦まにあ 02/6/21(金) 6:00
   ┣Re:こんごう級の存在意義  にわとり 02/6/21(金) 10:16
   ┗抑止力。  R 02/6/21(金) 23:02

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 ■題名 : こんごう級の存在意義
 ■名前 : 中村
 ■日付 : 02/6/16(日) 11:03
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   大和の存在意義で随分と盛り上がっておりますが、それでは、海自の看板娘「こんごう」の存在意義はどんな物でしょうか。
イージスシステムは、対艦ミサイルの飽和攻撃から、空母を守るために、開発されたそうですが、通商線の護衛が仕事の海自に必要な物でしょうか。
商船やタンカー相手に、対艦ミサイルを百発や二百発も打ち込む軍隊があるか疑問です。
イージス艦、あれば便利だとは思いますが、本当に必要でしょうか。
皆様の意見お願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:こんごう級の存在意義  ■名前 : 河内っこ  ■日付 : 02/6/16(日) 12:59  -------------------------------------------------------------------------
   確か日本がイージス艦を四隻も持つようになったのは、こんごう級の建造当時、日米間の貿易摩擦が激しく、その対策のひとつとして一セット何十億円もするイージスシステムを別に四セットも必要ないのにアメリカから導入せざるを得なっかった。とのことだったと重います。

初めてここに書き込んだので不備な点が有りましたらご教授ねがいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 多分言いにくいことなんだろうけど・・  ■名前 : アリエフ <ZVK11677@nifty.ne.jp>  ■日付 : 02/6/16(日) 20:44  -------------------------------------------------------------------------
   > 通商線の護衛が仕事の海自に必要な物でしょうか。

日米安保体制がある以上、自衛隊は有事において米軍と共同行動を取り米海軍艦艇の対空防衛にも協力すると考えなくちゃいかんでしょう。ただ専守防衛の建前上、政府当局はこれが重要な目的だなんて非常に言い出しにくい。
政治的な問題はこの程度として、現在では在日米軍及び米艦隊の重要な仮想敵として中国海軍があるわけであり、シルクワーム等の対艦ミサイルを増強している以上、台湾海峡等における有事の際には米海軍との睨み合いとか、その辺の海域を通る民間艦船に対し何らかの脅威を与えるような行動に出るかもしれない(出ないという保障は無いだろう)。
米中間でHOT WARが勃発した場合、日本は非常に難しい立場に立たされるわけだが、日本がこの紛争にどこまで介入すべきか、そしてイージス艦等の戦力をどのように使うか、その時の政府の判断次第でしょう。台湾海峡だけでなく、南アジアや中東に至る地域における米軍の活動にも関与するのか、それは専守防衛の枠内に入りきるのか、という問題があるわけなんだけど。
でも、最も重要な問題は、こうした様々な有事のケースにおいて、日本がどの程度介入するのか、あるいは全くしないのか、そしてどのような戦力を派遣するのか、といった議論が全く行われておらず国民合意ができていないことだろうな。これ以上は憲法論議になるな・・

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:新しい存在意義  ■名前 : 507  ■日付 : 02/6/17(月) 0:01  -------------------------------------------------------------------------
   現在では主任務の他にBMD(弾道ミサイル防衛)の海上プラットホームとして注目されていますね。
肝心の迎撃ミサイルのほうが問題なんですが・・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:こんごう級の存在意義  ■名前 : taka  ■日付 : 02/6/19(水) 12:03  -------------------------------------------------------------------------
   現在のイージスの配備数は各艦隊に一隻ですよね。
このていどの戦力で、100発の対艦ミサイルの迎撃なんて
不可能です。(だいたい「こんごう」の持ってるミサイルは90発)
ようするに、かなり強力な防空艦に過ぎないと思います。
さらに、イージス導入以前のDDG(はたかぜとか)の防空能力では
ミサイル攻撃には無力に近いと思います。
例えば16機編隊、8機護衛、8機対艦ミサイル4発装備とすると
それだけで、48目標。イージスでもないと守れないと思います。

そう考えると、艦隊にまともな防空力を持たせたければイージス
程度の能力は必須となるのではないでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:こんごう級の存在意義  ■名前 : 勝井  ■日付 : 02/6/19(水) 13:23  -------------------------------------------------------------------------
   どうかな…?
たかだか1艦隊に数十〜百発以上も対艦ミサイル射ち込むなんてケースが
そうそう生じるのでしょうか?
対艦ミサイルなんてそう数揃えられない兵器です。
空母みたく重要目標でもいない限り、飽和攻撃=大量消費を決意するか
少々疑問です。
現に欧州海軍、ごく最近まで同時多目標処理能力を持つ艦は
ほとんど存在しなかったじゃないですか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:こんごう級の存在意義  ■名前 : taka  ■日付 : 02/6/20(木) 12:46  -------------------------------------------------------------------------
   仮定ばっかりの話になりますが、相手国にとって護衛艦隊が邪魔になるとき、
例えば、上陸作戦をするとか、船団を潰さなければならないとか言う場合です。
そのためには飽和攻撃でなくとも、必要十分な戦力を向けてくると思います。

ここでイージスがいた場合といなかった場合で相手側が必要とする戦力が
まったく異なってくると思います。簡単に言えば先の例の16機編隊で
護衛艦隊の戦闘力を奪えたのが、倍以上の戦力が必要になるとか。
相手側の戦力も有限であることを考えると、必要十分な戦力を送り込めない
可能性もでてきます。そうなれば相手の作戦は頓挫します。

というわけで純粋に戦術レベルでの意義も小さくないと考えます。
ただし、イージスの「防空能力/価格」が非イージスより安くなければ
意味を持ちませんが、たぶん安いでしょう。

あと付け加えるなら、これは全面通常兵器戦が行われる場合に限られます。
そんなもん起こるわけがないと言われれば反論はありません。
TMDくらいしか意味はないでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 防衛システムの中で考えるべきでは?  ■名前 : アリエフ <ZVK11677@nifty.ne.jp>  ■日付 : 02/6/21(金) 0:54  -------------------------------------------------------------------------
   イージス艦というと大量の対艦ミサイル等による艦隊攻撃への対処に話が行きがちですが、それだけでしょうか?
米艦隊と共同行動を取る場合でなくても、自衛隊の早期警戒システムや対空防衛システムの一つの駒として、海上レーダーサイトとしての機能も考えるべきではないでしょうか?
イージス艦と言えども、なるべく陸上基地の航空部隊又は空母航空部隊によるエアカバーのある水域で行動するでしょう。対空兵器だけでなく対艦ミサイル(こんごうはハープーン装備)や対潜兵器も持つわけで、航空部隊や他の水上艦艇と共同作戦を取ることによって、相互に機能補完し全体としての作戦能力を高めるものと考えるべきでは。
米海軍空母と連携した行動を取るとして、艦載機により周辺数百キロ程度はエアカバーの範囲内。そして空母から百キロ程度離れたところにイージス艦を配置しておけば、その周辺に艦載機がいないとしても、その方面から空母に向かってくる爆撃機や対艦ミサイルを早期に感知して防衛行動を取ることができる。また、相互データリンクにより艦載機をこの方向に誘導することもできるだろう。空母を自衛隊の陸上基地航空部隊に置き換えても同様ですが。
そして射程百キロ程度に及ぶ空対艦ミサイルといえば、ロシアの長距離爆撃機(バックファイアなど)が運用するAS−5、AS−6位なもので、数量的にも限られてきます。
要するに、TMDだけでなく各種の通常兵器による戦闘を考えた場合、イージス艦を防衛システムの中に組みこむことにより敵の攻撃意図を減殺する抑止力が高まるものと考えるべきではないでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : イージスって、何なんでしょう?  ■名前 : 露西亜艦まにあ  ■日付 : 02/6/21(金) 6:00  -------------------------------------------------------------------------
   イージス艦と言うのは、そんなに特殊な存在でしょうか?
逆の言い方をすると、非イージスの新造ミサイル護衛艦などというものは、
現実的に存在しうるのでしょうか?
# KDX-2の様な習作は有り得るでしょうが。

たしかに同時多目標対処能力は大きな進歩で、そのためのコストも高い。
しかし、セールスポイントにだけ目を奪われると、物の本質を見誤るのでは
ないでしょうか? イージスが従来型スタンダードミサイル搭載艦の正統な
後継であることも忘れてはいけません。
その流れに乗らなければ、後は独自開発による発展を探るか、さもなくば、
まだ海のものとも山のものともつかないアスターに賭けるしかないでしょう。
そうなると、むしろイージスシステムよりコストパフォーマンスが悪くなる
様にも見えますがどうでしょう?

一個の戦闘単位である護衛隊群に防空艦が一隻しかないとすると、ずいぶん
危ういハナシです。二隻目の防空艦を欲するのは、とても自然な成り行きで、
そのためフネを今選ぶならイージスはむしろありきたりの選択肢に見えます。
一昔前、こんごうが就役した頃には、それはとても高価な最先端のフネで、
その導入経緯もあって、大いに耳目を集めました。
しかし、いまや開発元の米国では非イージスの方が珍しいくらいで、退役が
始まっているペリー級くらいしか残っていません。米国製の防空システムを
使用するするなら、非イージスという選択肢は、ひどく時代遅れで先見性を
欠く様に見えますがどうでしょうか?

今更、こんごう型やその発展型について、存在意義を云々するほどのことも
無いのではないでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:こんごう級の存在意義  ■名前 : にわとり <cfk80880@par.odn.ne.jp>  ■日付 : 02/6/21(金) 10:16  -------------------------------------------------------------------------
    「存在意義」と聞かれたら、戦略的にも戦術的にも十分すぎるほどあると思うのだが・・・。イージス艦について議論するなら、「1隻の価格が海上保安庁予算一年分・・・。」とか「アジアの軍事バランスが・・・。」とか「ブラックボックスだらけでいいのか?」とかから議論してみたい。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 抑止力。  ■名前 : R  ■日付 : 02/6/21(金) 23:02  -------------------------------------------------------------------------
   私自身はイージスという言葉の抑止力を利用しているのではないかと思います。

普通に考えれば、護衛艦の正常進化であってあくまでも特殊な軍艦では無いかと思います。

問題はコストパフォーマンスですが
「イージス」という言葉の抑止力があれば納得できるような気もします。

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