Ｐａｇｅ 53 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼日本の空母配備について。 駐留軍 02/5/12(日) 15:35 ┗空母を何に使う？ ささき 02/5/13(月) 9:01 ┗Re:空母を何に使う？ Yamato 02/5/13(月) 14:13 ┗♪イメージ図を信じちゃいけないよ〜（笑） ブラック・タロン 02/5/27(月) 23:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： 日本の空母配備について。 ■名前 ： 駐留軍 ■日付 ： 02/5/12(日) 15:35 -------------------------------------------------------------------------
| 始めまして、現在アメリカのＳａｎＤｉｅｇｏに住んでいるものです。この前アメリカ人の友人に「何で日本は空母持ってないんだ？」って聞かれました、法律上の事だって言ったら、「じゃ〜何で空中給油機とか強襲揚陸艦（”おおすみ級”の事を言ってたみたいです）持ってるんだ？」って言われてしまいました。後から新型ＤＤＨの写真見せたら思いっきり笑って「何に使うんだ？」といわれました。 中国もロシアから中古で買ったりしているご時世ですし、やはりわが国も持つべきなのでしょうか？ついでに新型ＤＤＨの意義についてもお願いします。ちなみに私はあの船の用途が全然理解できません。本当にあのとおり作るんでしょうか？ |
| 始めまして、ソルトレイクのささきです > 中国もロシアから中古で買ったりしているご時世ですし、やはりわが国も持つべきなのでしょうか？ ＤＤＨについてはわかりませんが、空母は必要ないと思います。 おおすみはヘリの運用を考慮した輸送船であり、超小型ヘリ空母と言えなくも ない形状を持っていますが、機能的にはとても空母とは言えません。 空母に必要な機能とは (1) 核を含む強大な航空打撃力を、世界の何処にでも派遣する (2) 外地での揚陸作戦など、一時的に航空兵力が必要なところへ 迅速に航空攻撃力を派遣する (3) シーレーン防衛のため、対潜・対水上攻撃能力を持つ航空兵力を 輸送船航路に派遣する といった分類ができると思います。(1) は米海軍の原子力空母、 (2) は海兵隊や英軍の小型空母／揚陸空母、(3) は更に小型の 護衛空母となるでしょうか。 日本が空母を持つとしたら (1) (2) の使用法はあり得ないでしょうから、 (3) の護衛空母レベルだと思います。しかし、それにどの程度の 費用対効果があるのかは疑問です。現在の護衛艦は昔とは比較にならない 程の対潜戦闘力を持っていますし、ヘリの運用も可能です。 高価で運用コストの高いヘリ空母を２隻や３隻持っていても、それが 海上自衛隊の対潜能力を飛躍的に向上するとは思えません。 それよりは同コストで護衛艦の隻数を増やすほうが有利だと思います。 対水上・対地戦闘については、ハリアーのようなＶＴＯＬ攻撃機を 搭載できれば相当な向上が見込めます。しかし、現在海上自衛隊の 戦略では領海外での積極的攻撃を行うことを予定していませんので、 その能力は持っていても宝の持ち腐れ、むしろ周辺国に与える脅威を 考えれば持たない方が良いのではないかと思います。 |
| はじめまして、Yamatoです 海上自衛隊が空母を持つことには反対しません。ただし、ささきさんが書いてらしゃる通り運用コストや政治的には好ましくないと思います。もし、中国がアメリカ海軍のような強力になってきたら危険でしょうけれど、それならばDDHの増備やおおすみ級の改良が宜しいかと。 ちなみに、新型DDHの形状はなぜ空母のようになってしまうのでしょうか。空母建造と公表したいけど周辺にDDHといいつつ建造するのでしょうか？ |
| 余談に近いですが・・・ 現在防衛庁が発表している新DDHの絵はあくまで『イメージ図』でしかありません。200ｔ型ミサイル艇（現『はやぶさ』型）のように実物ではガラリと変わる可能性もあります。 新DDHのイメージ図は一見珍妙に見えますが、何のことはない現在のはるな＆しらね型DDHや仏ジャンヌダルク級ヘリ母艦の形式（主要兵装を艦前部に集約して後部を丸々ヘリ甲板とする）の延長線です。空母的スタイル（通し甲板＆オフセット艦橋）がダメだというならああするしかないと思います。能力的には１個護衛隊群が抱える哨戒ヘリ８機を全部着艦させられることを考慮しているように見受けられます。 |