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 ▼「言文一致」運動について  じゃま 09/1/17(土) 21:28

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 ■題名 : 「言文一致」運動について
 ■名前 : じゃま
 ■日付 : 09/1/17(土) 21:28
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   いわゆる「言文一致」運動は、明治時代に行われたと言われていますが、これは奈良時代の「古事記」(712年)の編纂の反復ではないか、という提案をしてみます。

話し言葉と書き言葉を一致させようというのは、近代における国民国家成立の基本テーマのように言われています。
しかし、「古事記」では稗田阿礼が暗誦していたもの=話し言葉を、太安万侶が万葉仮名=書き言葉になおしています。
これは、相当にエポックメイキングな事柄ではなかったか。

奈良時代には、大化の改新(646年)による天皇制の確立に続き、大急ぎで「日本」という概念を急造しなければならなかった。
神話時代を正史として文書化する必要があったと思うのです。

奈良時代は、白村江の敗戦(663年)という事態を受けて、国際関係の緊張に直面していた、極めてドラマチックな時代であったが、その後の平安時代には源氏物語と平等院という王朝の栄華を迎えている。

ここに、日清戦争、日露戦争と続く明治時代の激動が、しかし国際環境の安定化をもたらして、大正時代という箱庭的平和のゆりかごとなった、その状況との平行性をみることができないでしょうか。

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