Page 274 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼大仰角発射を行う戦艦の効果は? ラシキモノ 08/9/20(土) 11:33 ┣Re:大仰角発射を行う戦艦の効果は? 駄レス国務長官 08/9/20(土) 17:17 ┃ ┗Re:大仰角発射を行う戦艦の効果は? ラシキモノ 08/9/20(土) 19:58 ┣Re:大仰角発射を行う戦艦の効果は? SUDO 08/9/20(土) 17:44 ┃ ┗Re:異物混入 ラシキモノ 08/9/20(土) 19:52 ┃ ┣Re:異物混入 駄レス国務長官 08/9/20(土) 20:26 ┃ ┗Re:異物混入 まなかじ 08/9/21(日) 0:30 ┃ ┗Re:だめか ラシキモノ 08/9/25(木) 17:02 ┗Re:大仰角発射を行う戦艦の効果は? 超音速複葉機 08/9/21(日) 14:45 ┣Re:大仰角発射を行う戦艦の効果は? SUDO 08/9/21(日) 15:15 ┣Re:大仰角発射を行う戦艦の効果は? 駄レス国務長官 08/9/21(日) 16:40 ┗艦載パリ砲の効果 超音速複葉機 08/9/22(月) 17:01 ┗Re:艦載パリ砲の効果 SUDO 08/9/22(月) 22:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 大仰角発射を行う戦艦の効果は? ■名前 : ラシキモノ ■日付 : 08/9/20(土) 11:33 -------------------------------------------------------------------------
こんにちは、魚雷は大人になってから・番外篇2を興味深く読まさせて頂きました。 毎度、突拍子もないことをお聞きしたいと思います。 普通の戦艦は0度から45度+で主砲を発射しますが、45度−から90度の大仰角で発射する前提の戦艦が少数でもあったらどの様な効果および波及があるでしょうか? <DoCoMo/2.0 N904i(c100;TC;W24H16)@proxy1115.docomo.ne.jp> |
> 普通の戦艦は0度から45度+で主砲を発射しますが、45度−から90度の大仰角で発射する前提の戦艦が少数でもあったらどの様な効果および波及があるでしょうか? 90度ないしそれにごく近い大仰角で発射した場合についてお答えします 自分の射ったタマが自艦または後続の味方艦の上に落下する可能性が大と考えられます 以上 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@p93131b.tokyte00.ap.so-net.ne.jp> |
確かに0度発射をすれば僚艦に命中するのと同じように、90度−で発射をすれば味方打ちをするかも知れませんね。 航行中の90度発射では自艦に命中しないのではないでしょうか?何のためにそんなことをするのかはわかりませんが。 <DoCoMo/2.0 N904i(c100;TC;W24H16)@proxy1144.docomo.ne.jp> |
陸戦の榴弾砲や迫撃砲等で行う高射界射撃のやりかたですね。帆船時代に臼砲積んで主に対地射撃に従事したボムケッチなんかも同様の射撃を行います。 この手の射撃は、いわゆる命中界が極めて小さく、また着弾までの時間が長めになるので、遠距離で動いている艦船に対して行うのはきわめて難しいという点があります。仮にレーダー等で精密な照準が可能ならば相応の有効性を発揮する可能性はありますが「戦艦の時代」ですと、中々難しい話じゃないかと。 <Opera/9.27 (Windows NT 5.0; U; ja)@221x116x237x197.ap221.ftth.ucom.ne.jp> |
どうも、お付き合い頂き恐縮です。 やはり対空時間の増大で不確定要素が加わって命中率が悪いのでしょうね。 利点だけ。 エネルギーだけ考えれば30度発射も60度発射も同じ処へ落ち、落角の関係で型落ちスペックの口径でも他戦艦に脅威を与えることができないかと思いました。 もう一つは、砲身が直立に近いため、ターンテーブル径が小さくできたり、砲身を艦隊にめり込ませたり、ことによると正三角形配置の三連装砲や正方形配置の四連装砲も可能ではないかと想像します。 何しろ水平爆撃的弾道を持つ異物は戦艦の従来防御に影響を与えるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか? <DoCoMo/2.0 N904i(c100;TC;W24H16)@proxy1103.docomo.ne.jp> |
> 利点だけ。 利点だけ考えて欠点を考えないのではイミが無いのではないでしょうか > エネルギーだけ考えれば30度発射も60度発射も同じ処へ落ち、落角の関係で型落ちスペックの口径でも他戦艦に脅威を与えることができないかと思いました。 60度発射する自艦と同等威力で30度発射する敵艦とでは、敵のタマのほうが飛翔時間が短く、存速が大きく、着弾の修正も迅速と考えられますケド > もう一つは、砲身が直立に近いため、ターンテーブル径が小さくできたり、砲身を艦隊にめり込ませたり、ことによると正三角形配置の三連装砲や正方形配置の四連装砲も可能ではないかと想像します。 何やら砲身が直立に近い状態でタマ込めするように見受けられますケド、尾栓を閉じる前にタマや装薬がずり落ちて来ませんかね <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@p93131b.tokyte00.ap.so-net.ne.jp> |
純技術的には、当時の技術で十分に作れるものです。 従って、ほぼ確実に当時にも検討はされているはずです。 何しろ、そういう射角で敵艦を撃つ陸上砲台は、当時ごまんとあるからです。 なのに、敵艦を撃つための艦砲には使われたことがないのはなぜなのか? 命中率が悪いというのは、弾道がブレるからではなく、飛翔時間そのものの長さ、そして命中界が非常に狭いからなのです。 陸上砲台ならば、既にたっぷりと測地を済ませて完璧にグリッドに分けた射撃図と射表を基に、的艦の速度と方位を観測して、その射撃図のどこにくるかを読み取り、そこへ撃てばよいのです。 しかし、この種艦の場合、乱暴な言い方をすれば、仰角60と仰角30で距離2万で砲戦するとすれば、仰角60の側は距離4万の砲戦を行っているくらいに砲弾の飛翔時間が長くかかり、しかも命中界は4万で撃っているよりもさらに狭くなっている、というわけです。 つまり、同じ距離で撃ち合っているのに、一方的にむちゃくちゃに「遠い」ところから撃っているのと同じことになり、一方的に不利に立たされます。 また、射弾修正は命中界が極小なので猛烈にシビアなわけですが、猛烈にシビアであるにもかかわらず次の弾着に時間がかかるので、前の弾着を元に修正をかけるのが事実上無意味になるわけです。 洋上で自由航行する艦ですから予め用意した射撃図は使えない、よって、もはや実効のある射撃修正を行う手段はないわけで、毎回新たな測距結果のみに基づく、弾着観測による修正なし、生の諸元で撃たねばならないと考えられます。 自艦も的艦も20ノット以上の速力で自由航行している状態では、光学測距による追尾のみに頼った生諸元で命中界を与えるのは不可能に近い難事でしょう。 また従って、あたらないことがわかっているのですから、この種艦が他国の戦艦に影響を与えるとは思われません。 つまり、この種艦は当時思いつかなかったのではなく、そんなの作っても無駄だと思われて検討段階で放棄されたものなのだと思いますが。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; ...@137.net059085245.t-com.ne.jp> |
どうにもダメなようですね。 あるラインから上の敵艦にはまったく歯が立たないのであれば、既存砲で活路を見いだす方向で考えてみたのですが、地道に自艦以下のレベルの艦に脅威を与えていたほうがマシなようですね? 多砲も考えましたが、誘導でもできないと実用の目処が立たないとのこと、よく分かりました。 またネタが思いついたら参りたいと思います。 <DoCoMo/2.0 N904i(c100;TC;W24H16)@proxy175.docomo.ne.jp> |
こんにちは。 高仰角射撃の目的は対空射撃や稜線越え射撃のほかにもまだあります。 1918年に独軍が実戦投入したパリ砲は仰角50度で最大射程125キロを発揮しました。 つまり空気抵抗の少ない成層圏に砲弾を投射して長射程を得ようという効果です。 奇抜な案ですが、パリ砲に準じた性能の艦砲を搭載した艦というのはどうでしょうか? 対艦射撃は事実上無理ですので戦艦とは呼べませんが、水平線越え射撃によって奇襲的都市砲撃に特化した砲艦になると思います。 もちろん建造し実行するに当たっては問題が山積みになりますけども。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; ...@r-118-105-216-156.g105.commufa.jp> |
http://www.navweaps.com/Weapons/WNJAP_18-45_t94.htm 強烈な運動エネルギーを誇る46糎砲で、仰角48度が最大射程ですから、一応上に上げることの効果はそれなりにありますが、45度と比べても大した違いではないようで、効果を明確に出すには、相当に高速な砲弾で無いと難しそうですね。 そもそも沿岸100kmに戦艦が入れるなら、素直に飛行機飛ばせばよいわけで・・・。 <Opera/9.27 (Windows NT 5.0; U; ja)@221x116x237x197.ap221.ftth.ucom.ne.jp> |
> 奇抜な案ですが、パリ砲に準じた性能の艦砲を搭載した艦というのはどうでしょうか? > 対艦射撃は事実上無理ですので戦艦とは呼べませんが、水平線越え射撃によって奇襲的都市砲撃に特化した砲艦になると思います。 パリ砲のようなモノは堅固な地盤の上に据え付けないと遠距離の目標に当てるのが難しいと思いますケド 海には風波も潮流も潮の干満も有りますし発砲の反動で船体も多少は揺れますから > もちろん建造し実行するに当たっては問題が山積みになりますけども。 本当に問題山積なので違うアプローチをお勧めしたいトコロです <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)@p93131b.tokyte00.ap.so-net.ne.jp> |
SUDOさんと駄レス国務長官さんにはレスをいただきまして、ありがとうございます。 > そもそも沿岸100kmに戦艦が入れるなら、素直に飛行機飛ばせばよいわけで・・・。 空爆と違って迎撃されることもありません。空爆に備える準備の時間も与えません。 パリ砲による砲撃は実際の被害よりも、どこからどんな攻撃をされているかわからない恐怖や混乱による精神的効果が大きく100万のパリ市民が避難したそうです。 空爆もよいですが、それとはまた違った種類の効果が上がるはずで、空爆のほうがよいと一概に言えないと思います。 > パリ砲のようなモノは堅固な地盤の上に据え付けないと遠距離の目標に当てるのが難しいと思いますケド > 海には風波も潮流も潮の干満も有りますし発砲の反動で船体も多少は揺れますから ジャイロスタビライザーによってある程度解決にならないかと考えております。 パリ砲の半数必中界は最小の場合で前後に2マイル、左右に4分の3マイルで、艦載砲ならもっと広がるでしょうから精密射撃は期待せずに目標都市のどっかに落ちればよいといったV1・V2号のような使い方を想定することになるでしょう。 それでも自艦位置の精密な測定や射撃諸元の入手、射撃時の自艦の安全確保とか機密保持とかいった問題がいくつもあるはずですが、検討するだけの価値はある発想かと考えています。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; ...@r-118-105-216-156.g105.commufa.jp> |
空爆だって、何処から如何いう攻撃をされるか判りませんし、大都市沿岸の100kmに軍艦が入れるというのは圧倒的優勢を確立しているということですから、だったら30kmまで接近するのも同じことです。 またジャイロは何の助けにもなりません。引き金を引く瞬間に狙った角度に砲身を向けるには多少は気休め的には役立ちますが、別に無くても何にも困りません(動揺周期を待って撃たなくてよいというだけのことですから)艦砲の精度が悪いのは引き金を引いてから砲弾が砲身を飛び出す間に反動で揺れることであり、そんな極短時間を制御することは無理に近いです。何しろ海は水ですから無反動砲でも持ってこないことには、撃ったら船は揺れるんです。 そしてイイカゲンにテキトーに撃つならば、そんな精度どうでも良いのでは? 結局、普通の戦艦に30kmまで近づけさせて、適当にあてずっぽうで撃たせればよいかと。何処に落ちるかわからない恐怖と、至近距離まで戦艦に入り込まれたというインパクトの両面で政治的な衝撃は途方も無いものになるかと。 <Opera/9.27 (Windows NT 5.0; U; ja)@221x116x237x197.ap221.ftth.ucom.ne.jp> |