Page 253 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼榴弾砲に未来はあるか? ロシア商事(株) 08/2/21(木) 17:54 ┗Re:榴弾砲に未来はあるか? おうる 08/2/22(金) 20:46 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 榴弾砲に未来はあるか? ■名前 : ロシア商事(株) ■日付 : 08/2/21(木) 17:54 -------------------------------------------------------------------------
2006年イスラエルとヒズボラの戦闘で、イスラエル軍のヒズボラのロケット砲の攻撃に対するレスポンスタイムは約2分だったという記事を読みました。 また、ヒズボラもそれを承知しておりヒットアンドアウェイを徹底したうえ、わざとハリボテを残して陣地を変更したりと工夫していたとも書いてありました。(イラク戦争時のM109はずいぶんと長く留まって撃ってたんですが、反撃来なかったんでしょうか?) 射撃が終わってから2分なのか、射撃開始から2分なのか判りませんでしたが、イスラエル軍はある程度方角や地域は絞り込めるので万全の反撃体制を整えていたことを考慮したとしても、2分+αでお返しが飛んでくるとすれば、自走化されていない低機動性の砲はせいぜい数発の命です。 今後、このような砲が単独で開発、配備されることはないのでしょうか? また、自走砲にしても、PzH2000のように速射性の高い(デモンストレーションでは1分で10発位は撃っていたと思います)ものが開発される一方で、アメリカでは長射程を目指したXM2001は開発中止となるなど、自走砲というカテゴリーは今後どのような方向に向かっていくのでしょうか? それともミサイルや航空機搭載型の爆弾に淘汰されるのでしょうか? <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; InfoPath.1)@TYO103.gate.nec.co.jp> |
非常に短いレスポンスタイムは非正規戦であり、相手が寡兵だったからこそ成しえたのではないでしょうか? 大々的な正規の会戦でも同様のレスポンスタイムを実現できる可能性は皆無に近いと思います。 イスラエルとヒズボラの戦例から自走化されていない榴弾砲の機動力を否定するのは無理があるでしょう。 ミサイルはきわめて高い命中精度を期待できますが誘導装置が高価です。 無誘導のロケットは安価ではありますが同じ射程の榴弾砲に比べて半数必中半径が大きい傾向があり、精度を必要とする場面では使えません。多量に用いれば発射煙も盛大になるため、起伏の少ない地形では発射位置を特定されやすい欠点もあります。 それぞれにメリット・デメリットがあり、一見古めかしいとはいえ榴弾砲が消滅することはないと想像します。 榴弾砲の長射程化を図ると砲身内の高圧化や耐摩耗性・耐熱性の向上が問題になると思いますが、ラムジェット/スクラムジェット等の補助推進砲弾を実用化できるなら砲身の問題は精度だけになる可能性もあるでしょう。 しかし長射程榴弾砲は誘導砲弾なしでは現状以上に精度を上げることは難しいでしょうし、砲弾に誘導機能を持たせるのならミサイル化した方がよさそうに思います。 計量化も行き過ぎれば砲全体の安定性が低下するでしょうし、消極的かもしれませんが極端な高性能化の可能性はないのではないでしょうか? 精度、機動力、コストパフォーマンス、火力を少しずつ伸ばしながらも全体のバランスは崩さずに、現在の延長線上で使われ続けると想像します。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; ...@FL1-125-197-84-151.tcg.mesh.ad.jp> |