Page 229 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼(特設)日本海軍は大艦巨砲主義ではなかったのか 代理 06/10/1(日) 4:50 ┗Re:(特設)日本海軍は大艦巨砲主義ではなかったのか 高村 駿明 06/10/1(日) 11:07 ─────────────────────────────────────── ■題名 : (特設)日本海軍は大艦巨砲主義ではなかったのか ■名前 : 代理 ■日付 : 06/10/1(日) 4:50 -------------------------------------------------------------------------
カドが立つのを承知で申します。 古い議論を蒸し返すようですが、日本海軍は大艦巨砲主義に固執していたのではなかったのでしょうか? 前にAns.Qの回答で、「ロンドン軍縮条約を批准した段階で、日本海軍は大艦巨砲主義を捨てていた」というのを見ました。 が、あの巨大戦艦「大和」「武蔵」を建造していたのに、「大艦巨砲主義ではなかった」というのは、やはり牽強付会に過ぎるように思うのですが? 常連さんの方々は聞き飽きた話かも知れませんが、 西漸する米艦隊を、マリアナ諸島付近から潜水艦、航空機で漸減し、小笠原近辺で艦隊決戦に持ち込んで勝利する、そのための艦隊型潜水艦であり、酸素魚雷であり、中攻であり、大井、北上といった重雷装艦であり、大和、武蔵であったのではないでしょうか。 |
> カドが立つのを承知で申します。 > 古い議論を蒸し返すようですが、日本海軍は大艦巨砲主義に固執していたのではなかったのでしょうか? > > 前にAns.Qの回答で、「ロンドン軍縮条約を批准した段階で、日本海軍は大艦巨砲主義を捨てていた」というのを見ました。 > > が、あの巨大戦艦「大和」「武蔵」を建造していたのに、「大艦巨砲主義ではなかった」というのは、やはり牽強付会に過ぎるように思うのですが? > > 常連さんの方々は聞き飽きた話かも知れませんが、 > 西漸する米艦隊を、マリアナ諸島付近から潜水艦、航空機で漸減し、小笠原近辺で艦隊決戦に持ち込んで勝利する、そのための艦隊型潜水艦であり、酸素魚雷であり、中攻であり、大井、北上といった重雷装艦であり、大和、武蔵であったのではないでしょうか。 どこの国と比べて大艦巨砲主義なのでしょうか。潜水艦も、酸素魚雷も中攻も重雷装艦も「大艦巨砲」ではありませんよね。まだ「艦隊決戦主義」というなら理解できますが。 以下に、大和とほぼ同時期に各国が建造を計画し「完成させた」戦艦級艦艇の、合計排水量を書いていきましょう。数値は基準排水量で計算していますが、あくまで目安です。 フランス:91,450トン ※ジャンバールを含まず イタリア:124,131トン ※インペロを含まず 日本:128,000トン ※信濃を含まず ドイツ:148,300トン(+35,500トン)()内はポケット戦艦 イギリス:181,385トン ※ヴァンガードを含まず アメリカ:473,288トン ※アラスカ級を含む ご覧の通り、日本はどこも突出していません。常識的な範囲で他国の建造に対応したに過ぎませんよね。 米国並みに、完成させただけでも35,000トン級戦艦6隻、45,000トン級戦艦4隻、27,000トン級大型巡洋艦2隻を建造、なんて芸当は不可能なので、46センチ砲搭載巨大戦艦で質的対抗という話になっただけで、本質的に戦艦中心の艦隊ですらありません。 面倒なのでやりませんが、空母の建造量を出してみると、これはより明確になるかと。 まずは、こちらとリンクしている「真実一路」の各コンテンツをご覧頂ければ、日本海軍に対する見方もずいぶん変わってくるように思います。 |