歩兵操典

第七篇 連隊教練
第三章 夜間戦闘
  1. 第667
    夜間攻撃に於ける攻撃目標は、攻撃の目的に基き、状況、特に敵陣地の状態等に応じ、戦術上の要求を考慮し、通常敵陣地の要部に選定す
    夜間攻撃に於いては、連隊長は大隊毎に各個の攻撃目標を与う
    大隊を併列して夜間攻撃を行うに方りては、連隊長は各大隊の突入時機、要すれば運動規正の為、所要の事項を示す
    縦深深く敵陣地を奪取するに方り、大隊を重畳して二線の攻撃部隊を設くる場合に於いては、第二線大隊の超越前進すべき位置及び時機は、連隊長之を命ず
  2. 第668
    夜間攻撃に方りては、連隊砲は通常残置し、所要に応じ敵の照明機関等の射撃に任ぜしむ