歩兵操典

第七篇 連隊教練
第一章 集合隊形
  1. 第651
    連隊の集合隊形は、大隊の集合隊形を一線、二線、又は三線に配置す。而して大隊間の距離間隔は通常20歩とす
    連隊長は連隊の先頭列の中央前30歩に、連隊副官は其の後方1歩に、其の他の連隊本部諸機関は通常連隊の右翼に位置す
    軍旗は旗手之を捧持し、集合隊形に在りては連隊の先頭列の中央前15歩に、縦隊に在りては戦闘に、其の他の隊形に在りては連隊長の定むる所に位置す
    連隊長は兵5名を選抜して軍旗衛兵を編成す。此の衛兵は着剣し、其の2名は旗手の左右に列び、他の3名は其の後列となる
    連隊砲、作業隊、通信隊、連隊弾薬班、行李等の位置は連隊長之を定む。又、要すれば各大隊の重火器、大隊弾薬班、行李等の位置を示す
    連隊本部諸機関及び作業隊の隊形は一般歩兵中隊に準ず