歩兵操典

第六篇 通信隊教練
第一章 密集
第一節 隊形
  1. 第577
    駄載せる分隊の隊形、及び分隊長以下の定位、第十七図の如し
    第十七図
    器材を携帯せるとき、及び卸下せるときの隊形は駄載に準ず。但し、卸下せるときは器具箱は乙馬のもの(無線に在りては一号箱、二号箱及び空中線嚢)を甲馬の前方約3歩に、甲馬のものを更に其の前方約2歩に並置す
  2. 第578
    通信隊の隊形は横隊及び縦隊とす。横隊は集合及び運動に、縦隊は主として運動に用う
  3. 第579
    駄載に於ける横隊、第十八図の如し
    器材を携帯せるとき、及び卸下せるときの隊形は駄載に準ず
    第十八図
  4. 第580
    縦隊は、通常指揮班及び小隊の縦隊(分隊を重畳す)を、其の順序に距離2歩(馬の後端より直後の馬の頭、又は徒歩者の踵迄)に重畳す。分隊間の距離亦同じ。通信隊長(小隊長)は通信隊(小隊)の先頭2歩(馬の後端より直後の徒歩者の踵迄)に位置す