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歩兵操典
第二篇 中隊教練
通則
第84
中隊は戦闘単位にして、中隊長を核心とせる志気結合の基礎なり。故に、中隊は如何なる場合に於いても中隊長の意図に従い、衆心一致良く攻撃精神を発揚し、歩兵戦闘の惨烈なる状態に耐克ち、其の精神的団結を保ちて戦闘を実行するを要す。此の趣旨に基き良く訓練せられたる中隊は、予め習得せざることと雖も、制式及び法則の活用に依り能く目的を達し得るものなり
第85
中隊長は准尉を長とする若干の人員を以って指揮班を編成し、且つ、指揮班及び一般分隊中の若干名に狙撃手を命ず
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