5.井上さんの疑問点(1) 2004.04.24
色々な事を調べていて疑問が生じるが、判らない事が沢山ある。
この内1っでも判ったらあなたはもう立派な研究家である。何か調べている時に気づいたらお知らせ頂きたい。
2種類の内大きい方の高射砲が2枚の写真である。
1.まずこれは不自然な様子なく60度くらいの仰角になっている。俯仰の中心が後部にある(仰角が取りやすい)ところから見て海軍の高角砲か、陸軍の高射砲である。
2.陸軍のこのクラスの高射砲には八八式八センチ高射砲、十年式十センチ高射砲、九九式八センチ高射砲、三式十二センチ高射砲があるが、八八式八センチ高射砲と十年式十センチ高射砲の駐退・復座装置は砲身の下に有るため、この2種では無い。九九式八センチ高射砲は、砲身の上に駐退・復座装置が3本付くためこれでもない。
また三式十二センチ高射砲はブーゲンビルに配備されたという話を聞かないし、砲身の上にある2本の駐退・復座装置はもう少し細くて長いので、これも違う。
従ってこの砲は陸軍の高射砲では無い。
八八式七センチ野戦 十四年式十センチ高射砲の駐退・複座装置も砲身
高射砲の駐退・複座装置 の下に付いている。
は砲身の下についている。
九九式八センチ高射砲の 三式十二センチ高射砲
駐退・複座装置は、 駐退・複座装置は、砲身の上に2本だが
3本の部品からなっている。 三式の方が細い
考察後半