空気式信管
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2002.3.12 Renewal

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概 要
昭和18年、陸上用信管の権威桑田大佐の発明した信管である。機械的に作動する部品が無く、弾丸頭部にある空気洞の先端を薄板でカバーしてあるのみである。この弾丸が敵機に激突すると空気断熱波によって白火金に着火する原理であった。その上、筒内爆発を起こさない。(但しカバー厚さ2ミリ以上)、極端に製造が容易等の特徴を有し、昭和19年半ばにホ5の2式小瞬発信管を廃止して転換された。
後にホ103の弾薬も逐次空気信管に転換する事に決定した他、後続の大口径機関砲用弾薬用としても採用の検討が進められていた。ホ5とホ103用の弾薬は当時信管を原因とすると思われる筒内爆発事故が頻発していたため、この信管を急造、指導者を現地に派遣して信管を急速に転換した。