1.概要
ブローニング37ミリ砲を改造したもので中央工業で開発されたと伝えられる。 同じ37ミリのホ203と比較し、初速は約1.5倍の毎分700発、発射速度は約3倍の毎分400発と一段と威力を向上させた砲であった。
- 2.経過
- 1)昭和18年6月試作1号機完成
- 2)昭和19年3月審査終了、(審査終了はホ203とほぼ同時期)
- 3)終戦直前にホ204を機首に1門(弾数35発)を搭載したキ102甲が15機納入されたが、ごく一部が部隊に渡ったに過ぎなかった。
3.使用状況
- 4.その他 弾 薬
- 「ホ204」37ミリ機関砲用榴弾弾薬筒 弾丸および薬筒よりなり、弾丸はホ203機関砲用榴弾と同一
- 「ホ204」37ミリ機関砲用榴弾代用弾弾薬筒 ホ204機関砲用榴弾との相違点は信管が仮信管と交換されている点、弾丸内部の炸薬と焼夷剤を削除し、重量を榴弾と合わせるため填砂している点である。
- 「ホ204」37ミリ機関砲用徹甲弾弾薬筒 昭和19年10月現在試作中
- 「ホ204」37ミリ機関砲用マ351
- 5.参考文献
- 参考文献 キ102甲〜丙戦闘/襲撃機 野原茂 ミリタリーエアークラフト 1999.1
航空兵器ハンドブック 1992.2 雑誌丸別冊