1.概 要
20ミリ機関砲のホ5と基本デザインが同じブローニング式の機関砲で、更に大きな弾丸を撃つ機関砲である。砲の重量は60kgと海軍の5式30ミリ機銃の70kgと比べてかなり軽量である。全弾薬筒重量520g,弾丸重量235g,発射速度600〜670発/分であった。海軍の5式30粍機銃がそれぞれ660g,350g,500発/分でであるから、1分間当たりの弾丸重量は、235X650=152,750に対し,350X500=175,000でそれほど差は無かった。開発は名古屋造兵廠で担当し、千草製造所で試作している。
JAPANESE AIRCRAFT CANON (EXPERIMENTAL)によれば、中央工業では終戦時も完成していなかったとされる。
2.経 過
1.昭和18年5月 試作1号機完成
2.昭和19年5月 審査完了双発戦闘機キ83,キ87,キ94等の胴体に搭載が予定されていた。
3.使用状況
- 4.その他
- 榴弾弾薬筒と「マ301」
- 榴弾の平時訓練用弾薬に榴弾代用弾弾薬筒があった。
- 「マ301」は陸軍独特の特殊炸裂焼夷弾である。
- 5.参考文献
- ホ155U(30ミリ機関砲)
- 1.概 要
- 20ミリ機関砲のホ5と基本デザインが同じブローニング式の機関砲で、更に大きな弾丸を撃つ機関砲である。ホ155の改造型で砲身長は同じだが、全長は短く、発射速度はホ155の毎分600発に対して毎分500発になっている。
- 2.経 過
- 1.昭和18年8月 試作1号機完成
- 2.昭和19年5月 審査完了
3.使用状況
- キ84の翼内に搭載が予定されていた。
- 4.その他 弾 薬
- ホ155と共通で、戦用弾薬として榴弾弾薬筒と「マ301」があり、榴弾の平時訓練用弾薬に榴弾代用弾弾薬筒があった。
- 5.参考文献