九九式二十粍一号固定機銃四型
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2002.3.13 NEW

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1.概 要
九九式二十粍一号固定機銃三型をベルト給弾にしたもの。
弾倉式の九九式二号二型の弾倉容量を六十発から百発に向上させる実験がたけなわの昭和十六年十月、その先を見据えた研究がスタートしました。すなわちベルト給弾の四型の研究です。
ベルト給弾の方法としては三種類が検討されました。
1)機銃の前進・後退運動を利用してスプロケットホイールを回し、弾帯を送り込む方法(イギリスのイスパノスイザ二十粍機銃が採用)でしたが、計画のみで試作されずに終わりました。
2)小型電動機を使う方法、芝浦電気と海軍航空技術廠の協力で進められ、室内実験も終了しましたが、重量容積過大で研究は打切られました。
3)左右の退却板を利用して、カムを設けてベルト給弾する方法、この方法は日本特殊鋼の河村博士が考案した方法で、結局この方法が採用されました。百発弾倉が本格量産を開始した(十七年七月)直後の十七年九月試作機が完成し、同年十二月には地上試験が終了、空中射撃試験が開始される頃には試験中にもかかわらず次々と新型機への搭載が決定し、背水の陣となりました。
苦心惨憺の末、二号銃からベルト給弾式の四号機銃の量産が開始され、一号四型が次に遅れて量産されました。豊川海軍工廠で二号四型の量産が開始されると試作図面訂正の量産図面への反映忘れや図面の誤記等で大混乱となりますが、何とか乗り切ります。大日本兵器幸田工場の一号四型も大同小異であったと言われています。

2.使用状況
雷電
3.その他

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