Boeing XP-7

ボーイング XP-7　大馬力エンジンの試作戦闘機

　XP-7 はボーイング社内呼称 Model93 と呼ばれ、XP-4 と同系列で PW-9 試作戦闘機の発展型ですが、下翼はカーチス・ホークに似た前進テーパーで短い一葉半となりました。エンジンには P-6 と同じカーチス V-1570 を搭載していますが、プレストン冷却ではなく水冷の大きなラジエターを機首下面に装備しています。1928 年 11 月に初飛行しましたが、古い基礎設計の機体に新型大馬力エンジンを載せるのは無理が多く、結局試作一機にとどまりました。

(文・ささき)

緒元(XP-7)

製作	1928年
生産数	1機
乗員	1
全幅	32ft(9.75m)
全長	24ft(7.31m)
全高	9ft(2.74m)
主翼面積	241ft²(22.4m²)
乾燥重量	2323LBs(1054Kg)
全備重量	3157LBs(1432Kg)
武装	7.62mm 機銃×１＋12.7mm機銃×１(機首)
発動機	カーチス V-1570 水冷12気筒 600hp
最高速度	167.5mph(270Km/h) 高度不明
実用上昇限度	21120ft(6437m)
航続距離	155ml(249Km)

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