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カーチス P-5 スーパーホーク(Super Hawk:超鷹)　本格的な試作高々度戦闘機

　P-5 は P-1 の機体に排気タービン付きのカーチス V-1150 エンジンを搭載したもので、1927 年に 4 機が製作されました。P-5 は本格的な高々度運用を目指して操縦席に酸素ボンベを持ち、操縦席は半開放式ながら排気熱を利用したヒーターも装備されていました。1928 年 1 月に初飛行した本機は 25000ft(7620m) で 173.5mph(279Km/h) の速度を発揮、実用上昇限度 31900ft(9723m) という高性能で排気タービンの威力を見せ付けましたが、一方でトラブルも多く３ヶ月の試験飛行中に二機が墜落し失われています。残された二機は 1932 年まで各種高々度試験・データ収集に使われました。
(文・ささき)

緒元(P-5)
製作1927年
生産数4機
乗員1
全幅31ft 6in(9.60m)
全長23ft 8in(7.21m)
全高9ft 3in(2.81m)
主翼面積252ft2(23.4m2)
乾燥重量2520LBs(1143Kg)
全備重量3349LBs(1519Kg)
武装7.62mm 機銃×２
発動機カーチス V-1150-4 水冷12気筒+排気タービン 435hp
最高速度173.5mph(279Km/h)　高度 25000ft(7620m)
実用上昇限度31900ft(9723m)
航続距離220ml(354Km)
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