プレーンズ・オブ・フェームの看板(ユークリッド通り)
10号線からユークリッド通り(Euclid Avenue)を南下すること約5マイル(約8キロ)、左手にこの看板が見えてきます。世界的に有名な博物館のわりには、意外に小さくて安っぽい看板です。
メリル・アベニューの右折地点
ユークリッドを左折しメリル・アベニュー(Merrill Avenue)に入って最初の道を右折すればプレーンズ・オブ・フェーム博物館に辿り着けます。
ゲートに飾ってある B-17G「ピカデリー・リリーII」
博物館の目印はこの B-17。「頭上の敵機」「メンフィス・ベル」などの映画でもお馴染みの飛行機で、セクシーなノーズアートが描いてあります。この機体は飛行不可能な展示品ですが、休日には内部を見学できるそうです。
胴体のみの B-50A「ラッキー・レディII」
駐車場横の屋外展示で、B-50 は有名な B-29 爆撃機の発展型です。この「ラッキー・レディII」は世界で初めて無着陸地球一周飛行を行った機体だということですが、残念ながら現在は飛行不可能です(あたりまえ)。
B-50 細部写真:尾部銃座搭乗口(QV10画像)
B-29/B-50 の尾部銃座は独立与圧隔壁となっており、搭乗口も別です。尾部に突き出した排気口のようなものは今のところ正体不明。
B-50 細部写真:下面銃座から前方を望む(QV10画像)
風雨に晒され、かなり傷んでいるのがわかります。
B-50 細部写真:下面銃座拡大(QV10画像)
12.7mm 機銃二挺(前上方銃座のみ四挺)を格納した銃座は、まるで戦艦の砲塔です。この銃座には直接銃手はつかず、与圧隔壁内に設けられた照準窓(上部銃座は上方、下部銃座は側面)から遠隔操作していました。
B-50 細部写真:機首(QV10画像)
機首には計器類がかなり残っていましたが、この写真ではよくわかりません。
空港のラウンジ(飲み屋)
プレーン・オブ・フェームまで行かず、メリル・アベニューに入ってすぐ右折し駐車場に入るとするとこの飲み屋のところへ出ます。ここで食事は取れないので注意。
空港唯一のレストラン「フロ’ズ・カフェ」
空港付近に歩いて行ける範囲にはほとんど何もなく、昼食時にはここが唯一のレストランです。上記の飲み屋とは建物の対角側にあります。
気さくなセルマ(Therma)さん(QV10画像)
プレーンズ・オブ・フェーム受け付けのセルマさんです。気さくで陽気で、何かと親切にしてくれました。仕事場の売店でカメラを向けるとちょっと気取ってポーズを作ってくれました。
昼寝する犬と SBD 艦上爆撃機
このワンちゃんは 1984 年にふらりと現われて以来、ずっと博物館のアイドルだったそうです。特に名前はなく "Mr.Brown Dog" と呼ばれていましたが、この直後に天に召されたそうです…合掌。後方は整備ハンガー、右後方の赤十字は大戦当時のトラック。その向こうにちらりとM4戦車砲塔上部の機銃が見えます。
エプロンで整備中の T-33 ジェット練習機
T-33 はロッキード P-80 戦闘機から発展した練習機で、航空自衛隊でもずっと使っていた名機です。この日の夕刻にはテスト飛行があったのですが、朝からずっと整備に余念がありませんでした。この時刻(9時半ごろ)はまだ霧がかかっています。
同じく T-33
ほぼ同じ場所、同じ機体。陽が高くなり霧が晴れてもまだ整備と試運転が続いています。後方の双発機はビーチクラフト機(?)。左後方の水色の機体は AT-6「テキサン」練習機。
エンジン試運転中の B-25J
ジュラルミンの肌を光らせて試運転中のノースアメリカン B-25「ミッチェル」双発爆撃機。本機はドゥーリットル隊の東京初空襲でも有名です。昼過ぎには爆音を轟かせてテスト飛行に飛び立ってゆきました。本機には $625 で5人まで体験飛行できますので、グループで訪れる方は予約してみては?体験飛行の詳細はこちら
整備ハンガーを覗いたところ
塗装を剥がして整備中なのはカーチス P-40 戦闘機。後方の二重反転プロペラはスピットファイヤ24型かマーチンベイカーMB.5らしいです。なお、このハンガー内は一般立ち入り禁止となっています。
ユークリッド通りの「火星マーケット」(QV10画像)
チノ飛行場の少し北にこの店があります。まさか火星人が経営しているわけではなく MAR'S MARKET の意味でしょうが、面白いので写真に撮りました。