プレーンズ・オブ・フェーム体験飛行申込みについて

　1998 年 9 月現在の体験飛行可能な機体と料金は次の通りです。料金のうち $30 はプレーンズ・オブ・フェームの年間メンバーシップ入会金なので、一年のうち二回目以降は $30 安くなることになります。料金や機体についての最新情報はプレーンズ・オブ・フェームホームページで確認してください。

機体	乗員	料金
L-5 センチネル連絡機	二名(パイロット＋乗客)	$60
T-6 テクサン練習機	二名(パイロット＋乗客)	$155
P-51 マスタング戦闘機 P-40 ウォーホーク戦闘機 SBD ドーントレス爆撃機	二名(パイロット＋乗客)	$430
B-25 ミッチェル爆撃機	六名(パイロット＋乗客最大五名)	基本料金 $625 追加乗客一人あたり $30

　体験飛行は原則として誰でも参加できますが、子供やお年寄り、心臓や呼吸器系に疾患のある方は拒否されるかもしれません。問題かもしれないと思われる方は予約時に確認を入れてください。

　申し込みの順序は次の通りです。

訪問二週間以上前に (909)597-4754 に電話して予約を入れます。当然英語しか通じないので度胸を据えてください(^^;。博物館は毎日午前９時〜午後５時に開いていますが、時差と夏時間には注意してください。カリフォルニアの米国西海岸時間の９時〜５時と日本時間の簡単な対応を示しておきます。

夏時間(４月〜１０月)：深夜１時〜朝９時
冬時間(１１月〜３月)：深夜２時〜朝１０時

土曜・日曜は飛行機の整備担当者が不在のため飛行機の状態が確認できませんので、電話は平日に入れたほうがベターです。日付は日本のほうが一日進んでいるので、金曜日の深夜(または土曜日の早朝)に電話すればアメリカでは金曜日のビジネスアワーに接続できます。
"I want to make a reservation for warbird rides" と言えば通じるでしょうから、あとは相手の質問に応えて希望の日時と機種を伝えます。整備状況などにより必ずしも希望の機種に搭乗できない場合がありますので注意してください。なお、自分の年齢、ファーストネーム(名)とラストネーム(姓)、日本の住所と電話番号、滞在先の住所と電話番号など、訊ねられそうな項目はあらかじめ英語でメモしておいて読み上げるようにすれば慌てずに済みます。
飛行機とパイロットの予定が合い、料金の確認が済んだらとりあえず予約はＯＫです。最後に「予約の前日にもう一度確認の電話を入れてくれ」と言われると思いますが、これは飛行機や天候状態の最終確認です。旅客便のように確認を入れないと知らぬ間にキャンセルされる、という訳ではありませんが、手違いを防ぐため前日には電話を入れておいたほうがいいでしょう。
ロサンゼルスからチノまでは自動車で片道１時間強です。ハイウェイ１０号線を東に走り、Eucrid Avenue で降りて南へ向かうコースがわかりやすいでしょう。カリフォルニアでは日本の免許証でレンタカーを借りて運転することができますが、ドライブが不安な方にはバスやヘリコプター(!)のツアーがあるようです。これらは博物館が運営しているものではありませんので、旅行代理店などに問い合わせてください。
当日は博物館の受け付けで "My name is XXXX, I have a warbird rides reservation today" と言えばわかります。この時契約書にサインさせられますが、これは「万一事故が起こっても博物館側には一切の責任はない」という同意書です。プレーンズ・オブ・フェームは旅客会社ではないので保険は降りません。どうしても心配な方は自らの責任で保険に入っておいてください。
飛行機が飛べるかどうかは直前までわからないので、料金は後払いになります。支払いは現金でもクレジットカードでも、トラベラーズチェックでもＯＫです。
飛行は私の体験記に書いたような状況です。P-51 や P-40 はもともと一人乗りの飛行機を改造したもので、後席は少々窮屈です。乗り心地だけならもともと二人乗りのテクサンやドーントレスのほうが快適でしょう。それにしても軍用機ですから、少々振り回されることは覚悟しなくてはなりません。あらかじめ酔い止め薬を飲んでおくといいでしょうが、万一に備えて「気分が悪くなったときの対処」はしっかり聞いておいてください。逆によっぽど自信のある人は、ループ(宙返り)やスプリットＳ(背面降下反転)などの高等飛行をリクエストしてみましょう(応えてくれるかどうかは知りませんが^^;)。

それでは、グッドラック！

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