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3234ではありがとうございました。 近頃の護衛艦によく搭載されているOPS-28レーダーの説明には、シースキマー探知能力が高い、水平線付近で探知できる、というようなことがよく書かれていますが、OPS-28登場以前のレーダー(たとえばOPS-18)の、シースキマーに対する探知能力というのはどの程度のものだったのでしょうか?(具体的な数値は機密だと思いますが) 因幡 |
- 近くなら見えるでしょうけど、遠距離で、シークラッターに隠れそうな目標を抜き出して表示する機能は無かったと思います。
SUDO
- 概ねSUDO様の仰るとおりですが、
「目標の抜き出し」はシステムの問題であり、レーダー本体の機能ではありません。
(シークラッター表示の抑止機能はレーダー本体の機能です。
つまり、「隠れそうな目標」があった場合は一緒に抑止されてしまう可能性は高くなります。
抑止レベルの設定がどのレベルになっているか等の個体差もあります。)
基本的な性能はOPS−17とOPS−18で殆ど変わりません。
つまり、水上レーダーの探知能力自体は「くも」も「ゆき」も大差はありません。
システム艦と非システム艦のどちらに装備されているかで最終的にレピータに表示される内容は変わりますし、非システム艦の場合、電測員の技量が重要になってきます。
ちなみに、熟練者でなくても非システム艦のOPS−18で水平線付近の潮目の識別は十分可能でした。
熟練者であれば、「シークラッターに紛れる目標」も識別可能です。
(波と金属ではレピーター上の輝点が微妙に異なるので。)
つまり、「システムが自動的にフィルターをかけてくれて、初心者でも認識できるようになっている」か、「目標の識別に電測員の職人技を必用とする」か、という要素は大きいと思います。
ただし、使用周波数帯の違いから、OPS−18のほうがOPS−28よりも
・最大探知距離は長い
・距離分解能、方位分解能ともに甘い
と言う性能差はあります。
元むらくも乗員
- SUDO様、元むらくも乗員様、ありがとうございました。
レーダーそのものの性能が大きく違うわけではなく、まわりのシステムがユーザーフレンドリーか否かで違いが出てくるのですね。
因幡