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3236 くだらない質問ですが、空母飛龍と四式重爆撃機はどうして同じ名前なのですか?
よしみ

  1.  旧日本海軍の航空母艦は飛行する動物名を使用することになっており、その中には龍や鳳のように空想上のものも含まれております。したがいまして、飛龍と言う艦名はその流れの中で命名されたものと考えてよいと思います。
     対して、旧日本陸軍の航空機の命名基準と言うのは、私がこの方面に暗いと言う事もあると思いますが、今一つはっきりしません。ただ、龍の文字を使用した航空機は私の知っているだけで、呑龍、屠龍の他に、火龍と言う試作機があったようです。うち、呑龍は中島飛行機のあった群馬県太田市の大光院と言う寺の初代住職呑龍上人から同寺が呑龍様と愛称された事に由来するそうですが、他は飛翔動物である龍にちなんだものと思われ、陸軍機の愛称が比較的少ない事を考えると龍は偏愛されているとも言えます。
     また、記憶モードですが、以前、双発機には龍の文字を使用した(4発機は山岳)と聞いた事があり、この事が飛龍と言う名を使った理由かも知れません。
     龍を含む成語は多数ありますが、2字目にふくむものはあまりありません。手許の漢和辞典でも6例が記載されているだけです。うち、潜龍であるとか蟠龍であるとかは動きがなく、航空機の名称としてふさわしいかどうか悩む部分があります。
     したがいまして、このブッキングは陸海軍双方が龍の文字を使用したかったが、使用できる成語が少なかった事に由来するものと考えてよかったと思います。また、陸軍機と海軍艦艇とでは、隼、疾風(海軍では「はやて」)が重複しており、従来より気にしていなかったと言うのが真相ではないかと愚考致しております。

    hush

  2. 話をひっくり返すようで恐縮ですがここはまず「キ67は『飛龍』だったか?」と言う部分から始めなければならないように思います。
    陸軍軍用機は海軍機や軍艦とは異なり年式冠称以外の制式名称を持ちません。隼も飛龍も全て宣伝用の愛称に過ぎません。ではキ67は配備当初、そのキの何番という代用名称以外に何と呼ばれていたかを追えば「新重爆」「新重」という略称と「靖国」という愛称に出会います。「飛龍」は実際には殆ど使用されていないようです。戦争末期のマスコミ以外で「飛龍」の愛称を使った例は殆ど無いのではと思います。すなわち「部隊で実際に使用された呼び方の範囲で言えば航空母艦と四式重爆は違う名前である」ということです。

    では宣伝用の愛称を考案した航空本部の担当官は空母「飛龍」を知っていたかと言えば、私の想像に過ぎませんが海軍の航空母艦の名称を記憶していた可能性はかなり低い、と思います。

    ちなみに陸軍機の愛称に明確な規則は無く四発機が山岳という傾向も存在しません。
    BUN

  3.  たしかに靖国と言う名称は聞いた事が御座います(特設潜水母艦靖国丸なら確かに知っておりますが)。しかし、それが具体的にどのような機体を指すものかは存じておりませんでしたし、ましてや飛龍と言う名称がほとんど使用されていなかった等とは存じておりませんでした。さらに、空母飛龍があの時代において人口に膾炙していたかと言う事をつらつら考えますに、御指摘ごもっともかと愚考致しております。
     御教示感謝申し上げます。

    hush

  4. 「靖国」はキ67の海軍側呼称ではなかったでしょうか?


  5. すみません、上の情報自体が未確認なんですね。
    大変失礼しました。
    ?です

  6. 飛行第九八戦隊では隊歌の中にも「靖国離陸ははやて部隊よ」と歌いこまれ(ただしこの歌詞の成立時期には多少不明確な点もありますが・・・)隊内でキ67が「靖国」であるという認識は存在します。
    BUN


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