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3208  原潜について、質問させていただきます。
原潜は、豊富な電力で電気分解により酸素を確保しているとのことですが、その際水素はどうやって排出しているのですか?
そのまま排出してはブクブク音がしてしまうと思うのですが?
 それともスクリュー音にくらべるとたいした音ではないので問題ないのでしょうか?
よろしくお願いします。

ど素人

  1. 横からすみません。海水を電気分解すると、酸素よりも塩素ガスが出てくると習ったはずなのですが、こちらの方はどうやっているのでしょうか?
    The eternal若旦那

  2. その点についてはいちど真水(蒸留法かな?)をつくるのかと愚考いたしますが、いかがでしょう?
    ど素人

  3. ところで、下の議論ボードにおけるレスをも御覧になった上で、御質問されておられるのでしょうか?
    http://www.warbirds.jp/BBS/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=8630;id=
    アリエフ

  4. アリエフさん、議論ボードは慣れない方には多少とっつき難い面なきにしもあらず、ですから
    それをツッコむのはいささか酷ですよ。
    勝井

  5. 蛇足の素人の的外れですが、簡単に解説してみました。
    潜水艦内空気管理で重要なのは議論ボードで書かれていたように、低濃度で有害な炭酸ガスの除去です。一例を示します。
    1)吸収剤は合成MEA(モノエタノールアミン;NH2CH2CH2OH)でこれによりガス精製装置で艦内空気中の炭酸ガスを除去します。
    2)水より高沸点(171℃)のMEAを加熱して炭酸ガスを追い出してMEAは冷却後に再利用します。
    3)分離された炭酸ガスは加圧されて艦外に放出される。
    アメリカの原潜での処理法が空気モニター装置のWebに記載されていました。
    テレビ東京の日高氏のアメリカ原潜レポートでの水兵のガス精製装置解説でも炭酸ガスはMEA吸収後に排出すると説明していました。
    不足した酸素は水の電気分解より生成した酸素で補われます。
    同時に生成した水素は加圧されて炭酸ガスと共に艦外にブローされると推定されます。
    艦内空気はGC-MS(ガスクロマトグラフイー・マススペクトル)で厳格に高精度で管理され、触媒バーナーによる燃焼処理による脱臭、及び活性炭による有害物吸着、酸素補充、炭酸ガスの除去が行われ艦内に戻されるようです。GC-MSは冷凍機から漏れた各種フロンガスもモニターしています。
    幼稚な艦内空気管理説明です。
    大胆な推定と幼稚な考察により、生成した水素は加圧されて炭酸ガスと共に艦外にブローされるとおもいます。
    専門でないのでこの程度しかわかりません。
    (SSBN-740)の酸素ジェネレーターの型通りの検査写真。
    http://www.chinfo.navy.mil/navpalib/cno/n87/usw/issue_10/o2-20ge.gif
    How Naval Science Helped Submariners Breathe Easy
    by Dr. Jeffrey R. Wyatt
    http://www.chinfo.navy.mil/navpalib/cno/n87/usw/issue_10/breathe.html

    PH14

  6. 議論ボード拝見させていただきました。勝井さん弁護ありがとうございます。
    冷静に考えると、水中では加圧しないと、液体や気体を排出できないのでブクブク垂れ流せるわけはないですね。おそらくサニタリータンクと同じようなタイミングで音がでてもいいようなときに、期を見て圧縮し排出しているのですね。
    ど素人

  7. 米のロス級、オハイオ級や英原潜には6L16と言う型式のEOG(酸素発生器ーElectrolytic Oxygen Generator)が搭載されているそうです。
    シーウルフ以降ではOGP(Oxygen Generator Plant)と呼ぶ性能向上型(6L16の150SCFHから225SCFHへ)が搭載されているといいます。
    露、仏、中の状況は知りませんがたぶん夫々国産しているのでしょう。

    が、これらのEOGの「取水はこうで、配管がこうなってて水素タンクがこうあって、こんなして排出してるんよ。でシグネチャー対策はこうやで」という説明をここで求めることは難しいでしょうね。

    回答を得るには、
    1.EOGを一台試しに購入して自分の潜水艦に取り付けて見る。
    2.ニューロンドンのサブマリーン・スクールで3週間のEOGオペレーター・コースを履修してくる。
    というところでしょうか。

    忙しいので、も少し簡単にということであれば原潜見学の機会に乗員に聞いてみれば概略は教えてくれると思います。
    あるいは、米国で博物館になっている「ノーチラス号」を見学し説明を乞えば解説してくれると思います。「ノ号」のEOGは旧い(7L16、90SCFHとか)ですがフローは大差ないでしょうし、係りの人の中には「ワシ原潜乗ットたんやで」と言うオヤヂが必ずいるでしょうから色々話は聞けると思います。
    現役原潜では問題でしょうが、「ノ号」であれば素潜りで艦底をのぞいても怒られないでしょ、たぶん。

    ぼくもきっと「デートの時のおなら」方式で後で安全なところで・・・だと想像しますが、ホントのところ判ったらぼくにも教えてください。



    とく名希望


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