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3169の関連質問です。 BUNさまが >「新田丸クラスの改造は小型低速のため本来であれば行われないはずのものだったが、資材流用が可能だったためにあえて工事が行われた」 と書かれていますが、空母改装時、日本海軍は艦隊空母(の補助)としての働きは完全に諦めていたのでしょうか? つまり低速・小型ゆえ航空機運送艦・護衛空母として割り切って使うつもりで改装したのか、それとも事情が許せば天山や流星などの新鋭機を搭載して補助艦隊空母として決戦に投入する構想もあったのでしょうか? 御教示いただければ幸いです。 タイヴァーン・ヘルミ |
- 昭和17年に試作中だった十六試爆兼艦攻、即ち後の流星の搭載可能機数を推算したり、昭和19年10月の搭載計画に大鷹型が天山を搭載することになっていること(雷装した天山の同時発艦機数3機とする資料があるそうです)、また昭和19年に雲鷹が流星などの新型機に対応した三式着艦制動装置への換装を済ませていることなどから考えて、少なくとも可能であれば搭載しようとする意向はあったのではないかと思います。
T216
- 大雑把に言えば米軍で言う艦隊型空母的な運用は最初から諦めています。
多少の色気はあるにせよ、このような小型の空母は主力部隊の直衛任務程度を考えて整備されたのです。小型空母に雷撃隊を搭載する本格的な構想は最初からありません。
BUN
- T216さま、BUNさま、ご回答ありがとうございました。
大鷹型程度の大きさ・速力でカタパルトを装備してないとなると、天山や流星クラスの機体の運用にはいろいろ困難もありそうですね。
>このような小型の空母は主力部隊の直衛任務程度を考えて整備されたのです。
そうすると運用を考えていたのは主に戦闘機や偵察機という理解でよろしいでしょうか。
タイヴァーン・ヘルミ
- プラス対潜哨戒も、です。
こういう小型空母は艦戦+艦攻の編成になるのが普通です。
勝井