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3177 検索の仕方が悪いのか、調べても分からなかったので知識を拝借させてください。
1945年の時点でイギリス東洋艦隊の編成(艦の総数、配置、指揮官、旗艦等)はどのようになっていたのでしょうか。どなたかよろしくお願いします。
新参者

  1.  東南アジア地域連合軍総司令官、マウントバッテン卿の指揮下にあったと思います。卿はイギリス王族で海軍軍人てす。
     それと、アメリカ海軍の太平洋艦隊に、空母部隊を派遣していました。指揮権は、アメリカ側にあったと思います。アメリカ空母と一緒に、日本空襲をしていたはずです。
     なお、マウントバッテン卿は、エリザベス女王の夫君のエジンバラ公の伯父に当たります。女王との結婚にあたり、仲人的な役割を果たしたとか。インド独立当時の、最後の総督でもあります。IRAの爆弾テロで死亡しました。
     私が知っているのはこれだけです。もっと詳しい回答は、別の方にお願いします。
    霞ヶ浦の住人

  2.  この時期には東洋艦隊は英太平洋艦隊(BPF)に改編されています。
    英太平洋艦隊(BPF)の1945年2月時点での編成は下記の通りです(戦闘艦のみ)。

    艦隊司令長官:サー・ブルース・フレイザー大将

    第一戦艦戦隊(TF57.1:ローリングス中将指揮下)
    キングジョージ5世、ハウ
    第一航空戦隊(TF57.2:ヴァイアン少将指揮下)
    インドミダブル、ヴィクトリアス、イッラウトリアス、インデファティガブル
    第四巡洋艦戦隊:(TF57.4:ブラインド(ブリンド?)少将指揮下)
    スイフトシュア、ブラック・プリンス、アーゴノート、ユーリアラス、ガンビア
    第八水雷戦隊(?):(TF57.8:エデルストン少将指揮下、旗艦は4C所属のユーリアラス)
    グレンビル、アルスター、アンダイン、ウラニア、アンダウンテッド、クイックマッチ、クイベロン、クオリティ、クイーンボロウ、ケンペルフェルト、ホワールウインド、、ウェセックス、ウェルプ、ウェイジャー

    この編成で一旦TF113として米海軍の指揮下に入った後、3月以降第五艦隊指揮下に入ってTF57として沖縄周辺水域で単独行動しています。

    >1

     質問の回答になっていない文言を回答欄に書くのは止めて頂けませんでしょうか。
    大塚好古

  3. ↑追記。東洋艦隊の分家としてはインド洋方面で作戦していた東インド艦隊がありますが、これの編成はうちの手持ち資料では乗ってなかったので、どなたかよろしくお願いします(汗)。
    大塚好古

  4.  大塚教授のあとに書くのは非常に困惑するのですが、
     http://pacific.valka.cz/index.htm
     のForcesのUSN and Alliedをクリックして戴き、上のフレームのRN並びに111〜113をクリックしてもらえればよいかと思います。
     東インド艦隊(第61任務部隊)はRNの中のx Penang 45/05/15が同時期のものです。

    第61任務部隊(東インド艦隊)
     ジョン・パワー中将(東方艦隊司令長官)
      第1群(H.T.C.ウォーカー中将)
       戦艦 クィーン・エリザベス(旗艦)
       軽巡 トロンプ(オランダ)
       駆逐艦(第10駆逐隊)ターター、エスキモー
      第2群(G.N.オリヴァー代将)
       CortCarRon21(なんて訳そう)
       護衛空母 ハンター、キーディヴ、エンペラー、シャー
       軽巡 ロイヤリスト(戦隊旗艦)
       第11駆逐隊(H.ビッグス大佐)
       駆逐艦 ロザーハム(司令駆逐艦)、ヌビアン、ターター(?)
      第3群(パターソン少将)
       戦艦 リシュリュー(フランス)
       重巡 カンバーランド(艦隊旗艦)
       第26駆逐隊(マンリー・L.パワー大佐)
       駆逐艦 サマレーズ(司令駆逐艦?)、ヴィーナス、ヴェルラム、ヴィジラント、ヴィラーゴ

    hush

  5. 東インド艦隊は護衛空母とはいえ洋上航空戦力まで持っていましたか(汗)
    詳しい回答ありがとうございました。
    新参者

  6. >4

     フォローしていただき、どうもありがとうございました。
    大塚好古

  7. >5
     いえいえどう致しまして
    >洋上航空戦力まで
     各艦の詳しい行動状況は
     http://www.fleetairarmarchive.net/Ships/Aircraftcarrierindex.html
     を御覧戴くとして、ハイライトはカーニコバル諸島の空襲と巡洋艦羽黒の撃沈でしょうね(エンペラーの攻撃により損傷後駆逐隊の雷撃を受けて沈没)。

    >6
     畏れ多いことで。

    hush

  8. 「The British Pacific and East Indies Fleets」(David Brown著 1995年6月発行)の巻末に1945年1月から8月の間に極東水域に在籍した英連邦軍の戦闘艦艇の一覧が掲載されています。一応、所属した部隊なども記されているのですが、非常に大雑把かつ、在籍していた期間が記されていません。さらにアルファベット順に掲載されているので使いにくいこと夥しいです。ただし、潜水艦、護衛艦、掃海艇、揚陸艦、補給艦なども掲載されています。
    出沼ひさし

  9. ということで、どなたも触れていない潜水艦について
    第2潜水隊?(原文では2ndSM、東インド艦隊所属)
    SCYTHIAN SEADOG SHALIMAR SIBYL SPUR STATESMAN SUBTLE THRASHER TORBAY TRIDENT
    第4潜水隊?(英太平洋艦隊または東インド艦隊に所属)
    CLYDE PORPOISE RORQUAL SHAKESOEARE STRONGBOW STUBBORN TACITURN TAPIR TAURUS TERRPIN THOROUGH THULE TIPTOE TOTEM TRENCHANT TRUMP TURPIN TUDOR O19 O21 O24 ZWAARDVISCH(O19以後はオランダ艦!)
    第8潜水隊?(英太平洋艦隊または米第7艦隊に所属)
    SCOTSMAN SEANYMPH SEASCOUT SELENE SIDON SIRDAR SLEUTH SOLENT SPARK SPEARHEAD SPIRIT SPITEFUL STORM STURDY STYGIAN SUPREME TANTALUS TANTIVY TELEMACHUS TRADEWIND
    上記は1945年にその潜水隊に所属したことがある潜水艦のリストに過ぎないこと(全ての艦が同時に所属していたわけではない)に注意してください。なお、訓練用潜水艦として7隻の潜水艦が東インド艦隊に所属していましたが、うち1隻はBENEDETTO BURIN(当然イタリア艦)です。

    出沼ひさし

  10. >4
    >CortCarRon21(なんて訳そう)
    米海軍士官から聞いた話では、
    Destroyer Squadron (DesRon)駆逐戦隊
    Escort Squadron (CortRon)護衛戦隊
    という意訳で問題ないと言うことだったので、素直に
    Es[cort] [Car]rier Squad[ron] (CortCarRon)護衛空母戦隊
    で宜しいのではないでしょうか。

    Nemui


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