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第2次世界大戦中、商船、陸軍徴用船に配属されていた。一般商船や、陸軍船舶砲兵の手記に出てくるお話で、商船にボルト留めで、据え付けていられる野砲は、浮上潜水艦を追い払うことはもちろん、自船に向かってくる、魚雷を射撃して、命中前に爆発させる為のものだったとう記述があります。 この手記の回想でも、自船に迫り来る魚雷を狙い撃とうとしましたが、間に合わず、被雷、沈没してしまいました。 そこで、質問です。WWIIにおいて、適切な深度を保って、迫り来る魚雷を見事、砲撃か、銃撃で命中前に撃破した例があるのでしょうか? 米艦載機が爆弾を命中させて、針路を狂わせたり、「伊勢」か「日向」が海面を飛び跳ねる魚雷を副砲で撃破したのは読んだことがあるのですが。 ご存知の方がおられれば、よろしくお願いします。 相良 |
- よく言われているところでは、菊水一号作戦における沖縄突入で、駆逐艦
涼月が、発見した命中確実な魚雷を、機銃全部をもって敵機そっちのけで撃
ちまくり、これを停止・沈没させたという話があります。もっとも、これで
対空射撃が手薄になり、急降下爆撃機からの爆弾が命中してしまったといわ
れています。
20世紀初頭において、3−4インチの中小口径速射砲が、水雷艇撃破の
ほか、水雷艇が発車する魚雷に対する防衛用として宣伝されたことがありま
す。魚雷の信管は、大戦前期においては、慣性式であり、それなりのショッ
クを与えれば起爆してしまいましたから、魚雷の進行方向前方にそれなりの
口径の砲弾をうまく爆発させれば、魚雷の早期爆発が期待できました。
もっとも、そう簡単に当たりませんし、大戦後期になれば、信管も電気式
になってしまい、直撃でなければ魚雷破壊を期待できなくなってしまいま
す。
DMZ
- 相良さんへ、ちょっと調べてみました。
>「伊勢」か「日向」が海面を飛び跳ねる魚雷を副砲で撃破したのは読んだことがあるのですが。
これは北号作戦時に米潜バーガルが発射した魚雷を、伊勢の高角砲が初弾で爆破した時の事だと思います。飛び跳ねてますから、適切な深度を保った魚雷の例ではないですね。
質問に該当する例では、マリアナ沖海戦時の米戦艦インディアナがありました。撃墜した天山が直前に放った魚雷を機銃はもちろん、ありとあらゆる火器を振り向け、舷側40mで爆発させたとの事です。
あとこれは例外ですが、アッツ島攻防戦時に落下中の魚雷を対空砲火で爆発させた、米駆逐艦フェルプ(もしくは砲艦チャールストン、この2隻が攻撃を受けた)の例もあります。
沢
- 過去ログに何度も出てますんで、先ずはそっちをどうぞ(でも探すの面倒だな)
SUDO
- 過去ログ
http://www.warbirds.nu/ansq/4/D2000455.html
http://www.warbirds.jp/ansq/21/B2001531.html
http://www.warbirds.jp/ansq/22/B2002443.html
SUDO様はじめ皆様が回答をよせられております。
bashi
- 皆様、ありがとうございます。やはり、上手くいった実例は、そんなに存在しないのですね。
bashiさん、SUDOさん>過去ログは、質問前に、検索をかけたのですが、上手く見つけることができませんでした。申し訳ありません。
マリアナ沖海戦時の米戦艦インディアナ>これは、初耳でした、かわされたものだとばっかり思っていました。航空雷撃は、射出の瞬間がわかるので、目標をしぼりやすかったみたいですね。
相良
- 遅レスのゴミレスですが
以前、戦車第9連隊の生還者の方をインタビューしたとき、魚雷対策として、戦車の重機を外して艦舷の手すりに紐でしばって、近づく魚雷に向けて発砲させたそうです。台湾近くで雷跡を発見し、これに対して一斉射撃しましたが、その時輸送船の船長より「海面にむやみに撃つな。跳弾するぞ!」と怒られたそうです。並走していた輸送船からも「被弾(跳弾により)した」と怒りの信号があったとのことです。
桃パパ