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3159 はじめまして。艦船のことについて調べている内にここに流れ着いた者です。
さて、質問ですが第二次世界大戦中に軍艦に装備されたロケットについてです。特に俺が知りたいのは旧日本海軍のロケット兵装です。確かレイテ海戦時に日本の空母が対空兵装としてロケットを装備していたと聞きますが、例えば駆逐艦に対潜ロケットのようなものは装備された経歴がありますでしょうか?後、日本海軍のロケットの性能は如何程のものだったのでしょうか?
よろしくお願いします。

  1. >駆逐艦に対潜ロケットのようなものは装備された経歴がありますでしょうか?

    あります。
    駆逐艦「澤風」が一番主砲を撤去し、その跡に15サンチ九連装対潜噴進砲を搭載しています。
    その性能については・・・識者の皆様お願いいたします。
    Ranchan

  2. ↑初耳です。Ranchanさん私も勉強になりました!
    狐さんの満足出来る回答になるかわかりませんが、私の知っている範囲で回答すると…
    日本海軍のロケット兵器ではロサ(ロケット式散弾の略)弾がありますが、レイテ沖海鮮時の『瑞鶴』『瑞鳳』『日向』『伊勢』はコンテナ型を、震洋や哨戒特務艇が単発型を装備していました。
    コンテナ型は28〜30連装で回転盤の上に乗せられ、射手がハンドルを回すと弾が飛び出す仕組みになっていて、射程は2千、3千、4千mで発射時に状況に応じて調整していたようです。弾は長さ70cm、内部には50cmの推進火薬(ニトログリセリン30%混綿薬60%モノ・ニトロ・ナフタリン7%セントラリット3%)が7本、弾頭には黄燐で包んだ爆薬が入っていて、射程に達すると60個の小弾丸となり飛び散る仕組みです。
    単発型は震洋の場合木製の台座にやや仰角をかけて固定(距離調整、左右旋回不可)され、紐を引いて発射する仕組みです。対空用ではありませんが(敵艦接近時の人員殺傷用)第110震洋隊が天草沖でF6F1機を撃墜したとの情報もあります。
    以上です。この回答が的を得ているかわかりませんが…。


  3. なるほど!Ranchanさん、沢さん大変ありがとうございました。
    実際に駆逐艦澤風で調べてみると装備されていたんですね。対潜ロケット砲が。なんでも対潜練習艦として戦争末期に湾岸警備にあたり、戦後は復興にも貢献したという素晴らしい艦です。
    しかし、ロケットの射程が最大四千まで行くとは思ってませんでした。前はロケットなんて対空用に使えんのかと疑問視していましたが、これなら低空飛行中の航空機にも当たりそうですね。
    かなり勉強になりました。また間をおいて質問させていただきます。


  4. 特設駆潜艇の艇橋(操舵室?)の両サイドにも木製の発射器が一つづつ搭載されていたそうです。また、近頃の調査では戦艦武蔵の中央部にも対空用噴進砲が搭載されていたそうです。
    通行人


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