3132 |
利根型の2番砲塔は全周旋回できるのでしょうか 後方の射界が制限されている分、旋回範囲も限られているのでしょうか。 それとも、3・4番砲塔同様、真後ろにも旋回できるものなのでしょうか。 何卒ご教授お願いします。 相上岡樹 |
- 利根型の図面はあいにく手元に有りませんケド
妙高型、高雄型とも2番砲塔は真横から後方70度までが旋回範囲となってますんで
利根型も同様ではないでしょうか?!
駄レス国務長官
- 福井静夫氏の文章には、2番砲塔も真後ろを向けることができるような記述があります
>#1 駄レス国務長官さん
それは旋回制限ではなくて、射界制限ではないでしょうか
利根型の図を見たところ、そう思います
セミララ
- 射界制限か物理的に回せるかはともかく。学研「利根型」の図面では後方75度まで旋回可能と思えます。
旋回範囲ではないのですが、実際の射撃時は後方125度程度が限界だったようですね。
tackow
- 砲塔の向きを説明する上で、艦首方向を0度、艦尾方向を180度、艦の首尾線と直角方向を90度というように定義します
利根の図に描かれている、各砲塔の水平方向角度の範囲は
1番砲塔(定位置0度) 0〜150度
2番砲塔(定位置0度) 30〜165度
3番砲塔(定位置180度) 30〜160度
4番砲塔(定位置180度) 17〜147度
となっています
また、妙高の3番砲塔(定位置180度)では60〜120度です
つまり、定位置が図に示されている水平方向角度の範囲外です
これは、砲塔の旋回可能範囲ではなくて、単に射界限界を表している事を意味しているのではないでしょうか
左右それぞれ360度とか720度、砲塔の旋回が可能な物もあります
福井氏の回想も併せて、利根型の2番砲塔は真後ろを向く事ができると考えられませんでしょうか
セミララ
- >>4.
「利根」の本を見てきました
仰せの通りのようです
駄レス国務長官
- 皆様ありがとうございました。
やはり全周旋回できるようですね。
相上岡樹
- 便乗で質問を。
5500トン級の二番14サンチ砲の旋回制限と射界制限はどうなっていたのでしょうか?
大名死亡
- >#7 大名死亡さん
波に突っ込む自艦の艦首を艦橋から捕らえた阿武隈の写真がありますが、そこには1番、2番とも真正面(艦首方向)を向いています
相当の荒天のようなので、波浪対策の為、2番も前に向けたのかもしれません
この写真は以前、阿武隈ではなく多摩の写真と云われていた物のようです
セミララ
- >>7>>8
「世界の艦船」増刊「日本巡洋艦史」p113の由良、p119の那珂も2番が前を向いているように見えます。
単に「回せるよ」ということなのか、それとも要すれば1番砲の頭越しに射撃もできるんでしょうか。
p119の写真を見ると、2番砲の砲口は1番砲の防楯の上に出ますから、爆風で1番砲の邪魔になることもなさそうです。
5500トン級は船体が細いので、3番4番砲の前方射界が非常に限られているように思います。オマハが正艦首に6門で射撃できるのにくらべて、前方火力の不足が感じられます。
ですから2番砲も艦首方向に撃つように考えてあるのかな、と思ったのですが。
まあ5500トン級は、駆逐隊と一緒に敵艦に艦首を向けて突撃するよりは、敵艦に横腹を向けて照射しつつ片舷斉射していた方がさまになるとは思いますが。
大名死亡
- >>9.
>お殿様
「敵艦に艦首を向けて突撃する」と云っても、敵艦が停止してるのでない限り、両者の針路はハの字状になるので、砲門を艦首正面に向けるケースは稀にしか起きないと思いますケド
一般的に、この時代の艦砲は(対艦射撃の場合)艦首尾から30度以上舷側に向けて撃つんぢゃないでせうか?!
駄レス国務長官