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某所で「既存戦艦よりも火力の劣る新型艦は戦艦じゃない」「既存戦艦よりも火力の小さい新造戦艦なんて基本的に存在しない」と言われたのですがネルソン級以後の英国のキングジョージ五世級やヴァンガード級は戦艦では ないのでしょうか? 甲 |
- それは私が昔吐いた言葉ですな(笑)
よって「基本的に」という言葉を無視して話したいならそれでいいんじゃないですかね。
SUDO
- キング・ジョージ5世型は軍縮条約で主砲口径を制限されていますし、「ヴァンガード」は既存砲塔を流用した戦時急造戦艦です。
このような事情も考慮する必要があるかと。
また、最後のライオン型戦艦は40.6センチ砲×9で計画され、同口径とは言えネルソン級の主砲より強力な新型砲であることから考えても、「新型戦艦は既存戦艦より火力において勝る(べく発達していく)」という原則は英戦艦にも当てはまると思います(つまり『キング・ジョージ5世級と「ヴァンガード」は例外』と考えるべきかと)。
Ranchan
- ダンケルク級も当時は条約でイタリアと共に中型戦艦くらいの大きさに制限する
動きがあったと大塚好古もどこかのコラムで語っておられたように「戦艦ではない」と乱暴な定義はその個艦の時代背景が判らなければ言えないはずです。
「甲」さんに言われた方ももう少し資料を漁って下されれば良かったのに・・・
K
- Kさん>そのコラムって今でも御目にかかれるものでしょうか?それらしい単語で検索かけてみたんですけど発見できませんでした。それとも書籍でしょうか?そのコラムそのものでなくともかまわないのですが、そのイタリアとの動きについての資料などについてお教え願えれば幸いです。なんといいますか、非常に興味が沸くお話でしたので…。ご迷惑でなければよろしくお願いします。
たまご
- >4
著者が宣伝するのもなんですが、学研から出ている「世界の戦艦」の第五章「日米英の条約型戦艦」と第八章「欧州新戦艦事情」の中で、各国のワシントン・ロンドン条約制限下における戦艦計画について記載しています。その中で該当する内容についても簡易ではありますが触れております。
なお、ダンケルクは英国が1927年のジュネーブ会議以降仏伊に継続して提案を行なって了承を受けた排水量28,500トン以下、砲の口径を13.5in以下とするという制限に沿って建造された艦です。イタリアもリットリオ級の初期案ではこの制限に準ずる艦を計画しています。
大塚好古
- ありがとうございます。
世界の戦艦ですか。なにげに持ってる本だったとは…(恥)
ちょっと家に戻れない環境なのですが、戻ったらもう一回穴があくまで読み直したいと思います。
お手数を掛けて申し訳ありませんでした。今後のお仕事にも期待しております。
たまご
- 皆様、回答のほどありがとうございます。
基本的ではなく「条約以外の理由で」が正しいのですね。
某所で、米日仏独伊はグラフとかで詳しく説明してあるのに英国の戦艦だけは推測と理想論で「大和と互角」と語っているサイトは信用ならないというのも解りました。
甲
- >7
うわあ、それ読んでみたいので、URL教えてください。おねがいします。
SUDO
- >某所で、米日仏独伊はグラフとかで詳しく説明してあるのに英国の戦艦だけは推測と理想論で「大和と互角」と語っているサイトは信用ならないというのも解りました。
まさか、質問者の方が言われている「信用ならないサイト」って・・・。
Ranchan