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3089を見て以前から不思議に思っていたので質問させていただきますが、なぜたちかぜ型/はたかぜ型DDGでは遠距離対空用にOPS−14ではなくOPS-11が採用されたのでしょうか? 鱸 |
- OPS14が中小型艦艇用で、OPS11が大型艦艇用です。
hush
- OPS-11はSPS-40/49の影響を色濃く受けた、低い周波数帯(Bバンド)を用いた遠距離捜索電探なんです。
つまり精測には不向きだけど、出力の割に遠くまで届く電探です。だから昔の世代の艦船には得がたい便利なレーダーであり、また三次元電探を搭載する艦には、その探知距離を補う意味で搭載されます。
OPS-14は中小型艦に、ある程度の精度とある程度の探知距離の双方を提供する規模の電探です。OPS-11やSPS-40/49よりも高い周波数を用い、その分出力も高くなってますが、こと探知距離だけで言うなら短くなります。
尤も、その遠距離とは実用面では殆ど無意味に近いような距離ですので、一つの戦闘用パッケージとして考えた場合、OPS-11よりもOPS-14のほうが数段優位になります。ですがOPS-11+SPS-52の組み合わせならOPS-14単体よりも数段優位であり、またOPS-14はSPS-52に比して勝るところは特に無いので、SPS-52搭載艦に積む理由は無いのです。
SUDO
- ああ、ごめん、SPS-40/49よりも、その原型になったSPS-29の影響を見るべきかも>OPS-11の構成
SUDO
- やっぱり長距離捜索と限った場合にはOPS-11が向いていたのですね。有難うございました。
鱸