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3083 また素朴な疑問ですがよろしくお願いします.

Q.海自の潜水艦には洋上補給用の装備があるのでしょうか?
とある潜水艦プラモの箱絵にこんなの↓があるのですが.
http://hobbyworld.aoshima-bk.co.jp/scripts/hw/seek.aspx?seek_code=ARI830581
小さくて見にくいかもしれませんが,潜水艦と補給艦の間にワイヤーを渡して蛇管をつり下げている絵です.
カッタ

  1.  別に洋上給油といっても、普通に燃料補給するのと同じで、ホースを燃料注入口につなげるだけのことです。
     よって特別な装備は受け取る艦の側には要りません。
    SUDO

  2. 70年代以前の潜水艦にはハイラインに関する艤装品は装備されておりませんし、その後の潜水艦も写真で見る限りではそれらしい艤装品は見当たりません。給油蛇管は相当な重量になりますから、ワイヤーを固定して吊り下げておく必要があります。箱絵にあるように、セールから後ろで自立して接続するような状態は到底不可能です。水上艦に対してはプローブ方式で給油していますから、この給油管を流用するなら専用のレシーバーを設けておく必要がありますが、装備位置と運用方法に大きな困難が伴うことでしょう。
    もし潜水艦専用の給油装置が開発されているとすれば不可能なことではありませんが、それでも保針性の悪い現在の潜水艦の狭い甲板で作業を行うとなると、余程の熟練者であっても作業できるのは平水状態に限られることでしょう。

    なだしお事件で救助活動の遅れが指摘されましたが、水中航行を主として建造された潜水艦で洋上作業を行うのは、想像以上に大変な作業となります。
    鉄人68号

  3. 今日見てきましたが、209型潜水艦で同じような蛇管支柱を使ってます。ただし、洋上補給ではなく、泊地での横付け燃料補給用ですが・・・75mmくらいの普通の鋼管に、甲板の穴に入る部分(10cmくらい??)の上に支えを2方向に溶接して、トップに蛇管支えを溶接、ステンレス製のクリップバンドを取り付けてあります。高さは1.8mくらいでした。

    機関課の下士官によれば、給油口への蛇管接続がチクサンジョイントみたいなもので行うため、支えが無いと蛇管を繋げないからだそうです。
    洋上補給に使えるのか、ですが、そんな遠くまで出た事が無いから判らないそうです・・・(^^;;;
    ただ、仕掛けのサイズから言って、ハイラインなんかやったらぶっ飛んでいっちゃいそうな感じはしますがねぇ・・・・

    ゴミ:明日潜るっていってるけれど、エンジン調子が悪いらしい。頼むからこわれてくれーーー。
    elebras

  4. 掃海艇がやるような縦引きの給油ならばSUDOさんがおっしゃるとおりだと思います. ところがプラモの箱絵にあるワイヤーに蛇管を吊しての給油となると鉄人68号さんのような疑問が沸いてきてます. かといって箱絵が見てきたような嘘八百を描いているとも思えないのです.(プラモの箱絵はたいがい写真を参考にして書くのでしょうから) 
    もしかしたらelebrasさんのご指摘にあるような停泊中の給油写真を見て,画家が航行中の洋上給油の情景に描き換えたのでしょうか?

    隠密性を第一とする現代の潜水艦(しかも水中運動性能優先の涙滴型一軸推進艦)が,浮上してのんびり洋上給油するとは私はちょっと信じがたいのですが............ 本当に箱絵のような洋上給油の写真があるのでしょうか?
    カッタ

  5. >>3
    本当にJ隊の潜水艦乗りの下士官だとしたら通報します。潜水艦の行動を
    他人にしゃべるなど言語道断。
    おいおい

  6. >5
     良く書き込みを確認すればわかるのだけど、海上自衛隊に「209型潜水艦」なんて、ないよ?
    ooi

  7. >5
    あはは。ちゃんと説明しない私の責任です。ooiさんフォローすみません。
    潜水艦はエクアドル海軍の「Syri」、Type 209-1200 建造はチリです。潜水艦へ行った理由は、新しく付けたレーダーの試験航海の打ち合わせです。行動は秘密でもなんでもありません。なにせ泊地からほとんど動かない潜水艦ですから・・・(^^;;;;;

    ゴミ:ばんざーい。エンジン壊れた。今日は出ない連絡が来ました。来週ならガラパゴスだから、乗らなくて済むぞーー。火事で焼けた潜水艦に付けた、耐圧試験してないレドームの試験航海なんか乗りたくないよーーー。
    elebras

  8. >3,7
    それだけの作業をやるとなると、甲板の広い前大戦タイプの潜水艦になりますか?艦首は尖ってはいないでしょうけれど・・・
    日本の涙滴型潜水艦の場合は甲板と呼べるほどのものではなく、歩行通路と言った程度の広さしかありません。取り外し式の手摺(1条)はつけられるようになっていますが、それでも洋上の作業はベタ凪の時に限られるでしょう。箱絵には描いてありませんが、これは絵を簡素化するためでしょう。

    本題とは外れますが、エクアドル海軍では潜ったら潜航手当ては出してくれますか?日本では乗員と造船所の工員には出ていましたが、技術関係の担当者だけは無料でした。流石に今ではそんなことも無いと思いますが。
    鉄人68号

  9. 同じプラモ・メーカーでこんなの↓見つけました.
    http://hobbyworld.aoshima-bk.co.jp/scripts/hw/seek.aspx?seek_code=ARI330548
    さすがにこれはいくらなんでも..............
    これじゃ箱絵の信頼性0ですね. 画家は何見て絵を描いてるのやら.

    カッタ

  10. メーカーは「マイクロエース」と社名が変っていますね。
    よくよく考えてみれば500円の製品です。箱絵にかけられる予算は微々たる物でしょうから、あるいは自社内で描いているのかもしれませんね。プラモ自体の出来栄えがどんなものかは知りませんが、箱絵くらいは大目に見てあげましょうか・・・流石に5000円の製品だと丁寧に描き込んでいるようです。
    鉄人68号

  11. >10
    >>箱絵にかけられる予算は微々たる物でしょうから、
    >>(中略)箱絵くらいは大目に見てあげましょうか・・・

    結局はそう考えるしかないようですね. 皆さん,どうもありがとうございました.
    (それにしても人を惑わす困った箱絵だ)
    カッタ

  12. >8
    HDW社の209型の写真はこれ↓ですね.(ストレッチ・タイプ?)
    http://www.hdw.de/images/schiffbau/209_1400mod-gr.jpg
    カッタ

  13. J隊の潜水艦乗りに聞いた話ですが、洋上給油やハイライン設備はあるといってました。
    ただし、やることはないみたいですが。
    通りすがり


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