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タイコンデロガ級のトーマス S. ゲイツはなぜ艦名が人名なのでしょうか?他の姉妹艦は全て地名ですよね。それはともかくタイコンデロガのベースライン1の5艦の退役が決まったと聞いたのですが、これは単純にVLSへの換装を行ってまで使うほどの魅力が無いということなのでしょうか。それともタイコンデロガ級の基本配置に問題があるので順次退役させるということなのでしょうか タイコ好き |
- かの人物の名前がつくのは、建造中にゲイツ氏が亡くなられたからではないかと。
退役は古くなったというのが最大の理由ではないかと。
SUDO
- 補足
第2次世界大戦の英雄で1959-61年に国防長官を務めたThomas Sovereign Gates Jr.は1983年3月25日に死亡しており、ミサイル巡洋艦は84年8月31日に起工されています。
このような例としては1945年4月12日のルーズヴェルト大統領の急死により4月29日に進水しコーラル・シーと命名されたミッドウェー級空母の2番艦を5月8日にフランクリン・D・ルーズヴェルトと改名した例が挙げられます。
以後、空母や潜水艦に死者を顕彰して命名すると言う方式はアメリカ海軍では散見される方式となっております。
同級の退役については1番艦が本年9月30日に予定されておりますが、現在のアメリカ海軍では対地攻撃を重要任務としており、トマホークSLCMの運用能力の有無が重要なのではないかと思っております。
hush
- CG51の艦名由来についてはHush殿が述べられた通りです。
CG47-51各艦の退役については、当初Cruiser Conversion Program(CCP)では27隻全艦が対象になっていましたが、VLS非装備艦を改装してもトマホークの運用が出来ないことや、省力化が不十分になるなど能力的に他艦に劣り、対費用効果が悪いと判断されたのがCCP対象とせずに早期退役することに大きく影響したようです。
なお、これら5艦に対するVLS化改装はタイコンデロガ級初期艦固有の重量問題からかなり早期の段階で放棄されています。
大塚好古