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3050 防衛庁の広報資料の中に,ステンレス鋼材等を用いた残存性の高い艦艇構造の研究を平成16年度から技本で実施する計画であるとあります.
ということで質問ですが,過去にステンレスやチタンを船体に用いた水上艦艇・船舶は存在するのでしょうか?(チタン製の小型漁船は国内にあるらしいのですが)
カッタ

  1. http://www.jssa.gr.jp/report/yuso.htm
     ステンレス協会のページ。
     自動車等と比べると少ないですが、用いられていますし、部品レベルではもっと頻度は高いでしょう。
    SUDO

  2.  寡聞にしてステンレス鋼を船体の主要材料として用いた例は聞きません。
     また、チタンに関しては安定した溶接法が普及していないため、一般商船の構造材料としての採用は認められていないようです。
    (ステンレス自体の溶接が困難なのと、一般鋼材などとの接合方法に問題があるため)

     ただ、船体強度に関係のない部分、例えばスクリューや上部構造物(船橋など)に用いる例は散見されますが、価格の面から広範に普及しているとは言いがたい状況です。

     また、上で例示されている全チタン製の漁船は、腐食や海棲生物対策のメンテナンスフリーを主眼においたものと聞きますので、船体強度を高めるものとは目的が少し異なると思います。
    能登

  3. 日本ではなく、ロシアでしたら潜水艦(タイフーン級)という実例があるようです。海上自A隊の人が性能を聞いて「チタンだからといって特に優秀ではない」と言ったとか言わないとか。
    元三曹

  4. >ロシアでしたら潜水艦(タイフーン級)

    タイフーン級ではなく、アルファ級とシエラII級ですね。チタンに関してはいくつか過去ログがあります。

    http://www.warbirds.jp/ansq/21/B2001352.html
    http://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000669.html
    富士見町

  5. 追浜の海洋工学研究所に見学にいったとき、深海6500のビデヲの説明を
    聞いたところ乗員の入る耐圧球はまるまるチタン合金の殻だとか。

    チタン合金の円盤をプレスしてお椀状にしたものを二つ向かい合わせにして
    、無酸素室内で溶接、接合したんでなかったかなぁ。
    Navy


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