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緒戦時に船体に緑色の帯と赤十字を付けて病院船として使用されていた ヴィルヘルム・グストロフは、潜水艦部隊の居住船に任務が変わってからは どのような塗装になったのでしょうか。また、その期間に武装が設置された りしたのでしょうか。 BdU |
- ネット上ではLaboeの展示模型がグレーに塗られているのを見る事ができますが、
恐らく有名な沈没時の再現でしょう。上述の時期の外観や塗装が分かる
資料を御存知の方はお教えいただければ幸いです。
BdU
- クリストファー・ドブソン他著「バルト海の死闘」(1984年ハヤカワNF文庫)P38によると、グディニアで潜水艦訓練学校宿泊船になった際に白色の船体をネイヴィー・グレイに塗り替えたとあります。
またP64に対空砲座の準備とありますので、何らかの武装はされたようです。
なお、病院船とはなったが、この任務で使用された事はなかったそうです。
あと、この文庫本が「死のバルト海」と言うタイトルで早川書房から出版された際には写真もついていたように思いますが、自信はありません。
どちらにしろ、文庫本の表紙絵は鼠色に塗られています。
hush
- hush様
御回答ありがとうございます。教導部隊での使用時からグレーになっていたのですね。
軍艦と違ってただの「水上宿舎」を写真に撮る人も少なかったでしょうから、
まともな画像を探すのは難しそうですが、いつかは見てみたいものです。
ところで、病院船としてはポーランドやノルウェーからドイツへの傷病兵輸送に使用
された筈ですが、参照本の記述は翻訳時の手違いか何かでしょうか。
BdU
- 同書P38に
「…就航してから1年5ヶ月で病院船に改装のためハンブルクのドックに入った.しかし病院船として活動する事は一度もなかった.なぜなら同船は1940年、東方のドイツ軍占領下のグディニアに向い、潜水艦訓練学校要員の宿泊船として使用されることになったからである」
と、書かれてあります.
なおイメージ検索の結果約315件のヒットがありました.
http://images.google.co.jp/images?q=%22Wilhelm+Gustloff%22&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&c2coff=1&filter=0
途中まで見ていったのですが、らしい画像がないこと(白色塗装のものと模型や絵画はありましたが)、電話代がかさむのでやめました(笑).
ただ、横転するグストロフを描いたものがあり、これは鼠色に塗られているようでした.
http://www.militaryhistoryonline.com/wwii/articles/wilhelmgustloff.aspx
hush
- 今はインターネットでも簡単にこの船の経歴を知る事ができますが、そのような記述を読むと、グストロフについて詳しく知られるようになったのはまだ最近の事なんですね。Googleで病院船以後の実物の画像は見つからないと思います。
BdU
- http://openuser3.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/Aussig?
確かこの方がKDF船の研究本(独語、書名忘れました)出品しておられました。「出品者に質問する」から連絡取られてみてはいかがでしょうか。あるいは『蟹の横歩き』でも紹介されていた、生き残りの船員が書いた本か…。
バツ