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旧い飛行機を形作っていた羽布にさわったことがあります。ソ連SBのラダーでしたが、あれはどうやってあんなに強くはってあるのでしょう? なんか治具と巻き上げ機械でもあるような気がするのですが。 一般的にどのように貼っていたか、お教えください。できれば一次大戦機からの進化などがあったらそれもおねがいいたします。 まるき |
- 中級グライダーの羽布を機体に貼った事あります。普通に貼ってから
ファイバ液のようなものを塗るとピンと張ります。(昔なのでどんな液
だったのかよく覚えていません。)
障子や紙飛行機の翼に貼った後の紙に霧吹きで水を吹くと乾いたらピンと
張っているようなものだと思います。
破れたときは裁縫の要領で縫って上に布をあてファイバ液を塗ってました。
vought
- #1で述べられているように現在でも羽布は使用されています。
模型飛行機に紙を張り霧吹きをすれば乾いた後ぴんと張る理屈と同じです。勿論その前の下準備も大切ですが・・
この霧吹きに当たる塗装を「ドープ塗装」と云います。以下の要領で行います。(気温・湿度など経験を要します)
・透明ドープ(殺菌剤混入)を2回刷毛塗り・サンドペーパをかける。
・透明ドープを1回刷毛塗り(又は吹き付け)・サンドペーパ
・アルミニュウム着色ドープを2回塗り・その都度サンドペーパ
・着色ドープを3回塗り・サンドペーパ・最後に擦り研磨で艶出し。
尚、羽布の表面強度は表面に強度試験器を当てて測定します。
点火栓
- 基本的にはそういうことなのですが、サンペがけをマメにやるようになったのは1930年代からの「新技法」です。
進化といえばそのあたりです。
片
- スッキリしました。ありがとうございます。
まるき