5486 軍事を知らない人から最も聞かれるのは「何が一番強いの?」です。
戦闘機の本義は撃墜。配備する目的がどれだけ期待できるか、つまり自分は、機体の飛行能力は勿論、生産性、整備性含む運用性も強さの定義に含め、
第二次大戦中、実戦化された日本軍戦闘機の中で陸上機として使うことを前提

連合軍機相手に【最強】の一機種を答える場合【五式戦】と結論しいいます。

なので以下の点に関して、(Q&Aに即し)質問があります。
機種に関する御回答は、実戦化された日本戦闘機限定。宜しくお願いします。
【高空性能】
五式戦のデータは、早くても時代だけで考えた場合極めて悪い環境の昭和20年2月。
1万m時535km上昇時間20分、8000m11分30秒。最高速6000m時580km。
1万m時で五式戦の速度、上昇時間を上回る機種はありますか?
但、故障多く、生産も覚束なくなった三式は除く。ちなみに零戦1万m32分.

【急降下制限速度性能】
「五式」850km同じ胴体の「三式」は1000km超えメーター振り切った話も。
「雷電」「ゼロ戦52型甲」740.8km/h。
「紫電改」833.4kmか789km。これはどれでしょうか?
「疾風」本、ネット共も見つかりません。時速は一体何kmでしょうか?
また3式と同等または超える最高急降下速度が、無事に出た機種はありますか?

当初無敵に思われたMe262とP51D最速約170km差も急降下で速度がほぼ同じ
になる事がわかると、それを活かしそこそこ撃墜できるようになりました。
急降下速度の遅い零戦から逃げるのに有効な戦法は、急降下、右上昇旋回。
昭和18年以降は、巴戦より、速度、急降下を使った戦法が有効になりました。
また、爆撃機銃手の一致した見解では、
急降下で向かってくる敵機は、速度が速く、最も標準をあわせづらい。
【高空戦性能】
事実、防弾版を外すなど軽量化を図った三式2機が約1万m≠ゥら、
最強の防空火力を持つB29の編隊約9千mに対し、全機降下突入に成功しています。
特攻は別として、上記の同高度帯で、同戦法をとった3式以外≠フ機種はありますか?
三式より元々軽い5式なら、同戦法をとれる筈ですが間違いと言える根拠はありますか?

B29の主な爆撃の際の高々度は8-9千m。改造をした偵察機で最高1万1千?
高々度時、爆弾搭載時のB29の最高速度は、風に煽られる場合を除き500km程度。
隼にも乗っていた陸軍少佐の話では「5式戦は降下の出足がよい」とありました。
【自重】
疾風1型甲2,690kg雷電2,574kg紫電改2,657kg 三式1型丙2630kg五式1型2525kg
5式と同じホ5積んだ三式丁は丙より改造で重くなりましたが、何kgでしょうか?
ここのサイトで200kg増加とあったのですが、その元は何kgでしょうか?
【回頭性】
軽量化され五式は回頭性が良くなったと聞きましたが、疑問を呈する方がいます。
では雷電を別に上記4機種の中で、五式より回頭性がよいと判断できる機種はありますか?
これは車ですが、S500より非力でも軽量なS320の方が回頭性はよいそうです。
【時代背景】
皆さん、日本に甚大な被害を与えたのは何だかおわかりですか?
そうです、戦闘機ではなく、爆弾を積んだ空戦に適さない状態の航空機です。
そして日本では、資源の関係で十分な訓練をさせられません。
連合国と肩を並べられる高速機を実戦化できるほどの技術もありません。
その意味からも、上空待機、一撃離脱が最も戦法の中で有効ではないでしょうか?
【エンジン】
ハ112-2にも不調話がと言う人がいます。不具合報告のないものは一つもないでしょう。
が、誉は多々戦記で見るだけでなく、エンジン出力が高くその上、小型の部類です。
つまり、高度な精密な技術、造りが必要不可欠。
同列に語るには、耐久性の点からも物理的に全く、無理があると思います。
また、これまで読んだ戦記を見る限り、誉の不調話みたく金星の話は出てきません。
正確に比較できるデータがない限り、
文献と合わせ物理的判断が合理的な筈ですがどうでしょうか?
また疾風は金星仕様を作っていますが、五式の誉仕様はないです。

車ですがベンツ2代前のV12は大馬力、複雑故にシリーズ中、一番故障が多いです。
これは理に適った話です。
【旋回性能】
空戦において旋回性能が最重要ではないことが昭和18年以降明白になりましたが
翼面荷重が参考になる五式戦170kg(紫電改、疾風と同程度P51より低い)
の旋回性は、連合軍有力機と比較すると良い部類と考えられます。
雷電の旋回半径は、五式より小回りがきくと言えるでしょうか?

「図解…」によると、隼にも乗っていた元陸軍少佐の話では、
「五式戦は、隼の方が軽いが驚くほど、高速時の旋回半径が小さい」
「急旋回時、分解の不安もない」とありました。
【優しさ】
自動空戦フラップ、誉、液冷と違い、特に高度な技術や特別な擬装もないので、
それらの搭載機より、経済性良く、生産性良く、整備性良く、運用性良く、
つまり、軍人、工員、国民に優しいと思いますが実際どうでしょうか?
【評価】
1,「檮原中佐は常陸教導飛行師団・教導飛行隊長として転任の途上、航空本部に立ち寄り「五式戦一機は四式戦三機以上の価値がある即刻、五式戦の生産に全力をそそいで下さい」と課長に訴えたところ、大量産中の四式戦をけなせば士気に影響する、五式戦はすぐには機数がそろわない、と叱られ相手にされなかった。
2,これ以前に、檮原中佐の赴任先の常陸教導飛行隊では、中隊長の真崎康郎大尉と、同じく小松豊久大尉が、新着の五式戦と四式戦の性能比較を実施していた。二人はともに航士五十四期、真崎大尉は飛行第四十七戦隊で、小松大尉は二百四十四戦隊で中隊長を務めており、腕は互格と見ていい。
 結果は、真崎大尉の言葉をかりれば「文句なく五式戦が上」だった。両大尉が交互に乗って比べたところ、高位戦(優位戦)なら自在に攻撃をかけられ、低位(劣位)からでも二〜三回の上昇で五式戦が四式戦を迎えこむ。突っこみだけは四式戦が速いが、上昇や旋回性能は五式戦がずっと優れていた。」
 ※渡辺洋二前掲書『液冷戦闘機「飛燕」』(朝日ソノラマ 1988年)
3,部隊ではこの五式戦を「どの機と比べても良好」と高く評価。明野教導飛行団において四式戦と比較試験を行ったところ、四式戦3機を相手に五式戦1機でも有利に戦闘出来たといわれる。先の明野教導飛行師団をはじめ柏で帝都防空を行った飛行第18戦隊や調布の飛行第244戦隊、芦屋に帰還した飛行第59戦隊、清洲の飛行第5戦隊、
台湾の飛行第17戦隊等が五式戦に改編する。

(4,(その事実を裏付けるかのように)明野のパイロットを中心とした第111戦隊や清洲の第5戦隊では、来襲した22機のヘルキャットに五式戦8機で22機全機を撃墜、当方は無傷という一方的な戦果を揚げ、米軍をして“高性能新鋭戦闘機出現”と驚愕せしめたこともありました)

このように比較検証され、五式より良いと評価された機種はありますか?

【まとめ】
感情的にならずに、五式以上に、最強の、幻想、夢物語をもてる機種はありますか?
(勿論、数値、文献、技術的な根拠を元に)


  1. 管理人殿すいません、今回はよりQ&Aに即し綺麗にまとめてみました。
    前回のは消していただいて結構です。
    あと改行の問題で、「で」が中途半端に1行でてしまったので直してくれたら有り難いです。


  2. 元パイロットに聞くのが一番早いんじゃないですか?
    マルヤ

  3. AnsQ は疑問に対し回答を提示する場所です。初めから「五式戦が最強の日本戦闘機である」という確たる持論を持ち、その持論についての反論あるいは同意を求められている五さんの行動は、AnsQ の意図にぜんぜん即しておりません。議論を求められるのならば、あくまで「議論ボード」でやってください。ご自身の主義主張を述べられたいのでしたら、ご自身のページを開いてそこでやってください。
    ささき

  4. 基本的にはささきさんがおっしゃるとおりです。
    議論ボードへ移行されるにしても、キ一〇〇が実戦投入された20年4月以降の段階でB29邀撃に1万メートルの高度が必要だったのかどうかを調べておいていただけると話が早くなるように思います。



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