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またキ−100に付いての話題を蒸し返してしまい申し訳有りません。 世傑58pの、低高度での各高度への上昇時間について質問させて頂きます。 1000m/1分12秒 2000m/2分13秒 3000m/3分08秒 上記の値は自分の知るハ-112IIの性能曲線と殆ど一致しません。 (海面高度で1260hp,2000mで1350hp,3000m付近で最も落ち込み1100hp強) これは、エンジン出力の他にもプロペラ形状の高度及び速度に対する特性やピッチ、 カウルフラップや油冷却器シャッターの開度が大きく影響するせいでしょうか。 また上昇時間の測定には、滑走時間は含まないのが常なのでしょうか。 よろしくお願いします。 フッフール |
- まあ、あのデータの信頼性はどうなのかというのは横に置いて置くとして。
まず上昇時間に離陸滑走は含みません。だから〜1000は、厳密には約1000間の上昇ということになります。
また上昇時に公称まで回してないというのは良くある話です。
多くの戦闘機の操縦マニュアルや実測時には、ブーストや回転数を公称よりも制限していることがあります。もしもブーストや回転数を制限した場合、そのブーストが引ける高度の上限、つまりその運転で最も馬力が出る高度は、公称よりも高い高度になります。
いうまでも無く、低空のほうが大気密度は濃いので、カウル等はそれだけ開けなくても間に合いますので、高度が上のほうが上昇性能がよいという場合は、馬力が主たる要因であると考えるのが自然だと思われます。
SUDO
- 大分回答が遅れましたが、有り難うございます。
例のデータは公称全開のものではなく、またキッチリ全備重量で
測った物でもないかもしれない、という認識で良いのかもしれませんね。
キ−100の全備、公称全開の最良上昇率はどんなに頑張っても
毎分1000m前後程度だったのではないかと思います。
フッフール