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映画ネタで恐縮です。「撃墜王アフリカの星」のDVDが売り出されているのを知り、思い切って買ってみました。この映画はご存じの方も多いようですが、ドイツのエースの一人、ハンス−ヨアヒユ・マルセイユの伝記的映画です。映画はBf109に乗った候補生達の射撃訓練から始まります。一番手の候補生が射撃するとき(マルセイユは二番手です)プロペラ・スピナの先端から曳光弾が発射されるのが見て取れます。このときのBf109は実機です。 勿論オリジナルのBf109ならモーターカノンですから当然なのですが、この映画に登場するBf109は当時スペイン空軍で使用されていた機体らしくカウリング形状から判断すると正立V型エンジンを搭載しているようです。スペイン空軍の Bf109は正立V型エンジンを搭載して、その上モーターカノンだったのでしょうか。 二一斎 |
- http://www.warbirds.jp/truth/latin.html
によれば、映画「アフリカの星」に出演したのはイスパノスイザ 12-Z-17 1300hp を搭載した HA1112-K-1-L と呼ばれるタイプで、武装は主翼のイスパノスイザ HS404 20mm 機銃×2挺とされています。
>正立V型エンジンを搭載して、その上モーターカノンだったのでしょうか
モーターカノンはもともとフランスで発明されイスパノ Hs12 系エンジンと共に広まったもので、例えばソ連のヤク戦闘機に使われたクリモフ VK105/107 もイスパノの直系にあたります。そういう意味ではイスパノ・メッサーもエンジンの構造だけから言えばモーターカノンを積める「はず」ですが(マーリンはダメですけど)、私がざっとネット検索してみた限りではイスパノ・メッサーに軸内武装を積んだモデルは無いようです。
ささき