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質問です。 珊瑚海海戦で日本の3空母に搭載された艦載機とその機数が知りたいのですが、教えていただけませんか。96艦戦はすでに0機ですよね。初心で。 能登 |
- アメリカの艦載機事情もお願いします。
能登
- 祥鳳は九六艦戦と零戦の混載でしょ。少なくとも甲飛五期の石川四郎二飛曹は九六艦戦で上がっています、ご本人の回想ですが。
機数については、戦史叢書の数字ではいけないのでしょうか。もっとも、私は五航戦の搭載機に関して、戦史叢書の数字を信用していませんけれども。
HS
- 少なくともミッドウエーまでは一部の空母で九六戦が使われ続けていたみたいですね。
片
- 「祥鳳」については艦船過去ログ2494を参照して下さい。ただし、零戦の搭載数は8機と思われます。
作戦開始前の5航戦搭載機数については戦史叢書「南東方面海軍作戦1」によると
「翔鶴」 零戦20機、99艦爆22機、97艦攻21機
「瑞鶴」 零戦17機、99艦爆21機、97艦攻16機
ですが、第25航戦補充用の零戦を「翔鶴」5機、「瑞鶴」4機搭載しており、天候などの理由により結局、空輸は行なわれませんでした。
さらに「翔鶴」の零戦1機、「瑞鶴」の艦爆1機、艦攻2機は海戦前に不時着しています。よって海戦直前の搭載機数は
「翔鶴」 零戦24機、99艦爆22機、97艦攻21機
「瑞鶴」 零戦21機、99艦爆20機、97艦攻14機
ただし、「瑞鶴」は珊瑚海海戦で97艦攻を17機、使用していますので、母艦間で調整した可能性はあります。
蛇足ですが、96艦戦はMI作戦時の「瑞鳳」にも搭載されていましたし、9月には「春日丸」にも搭載されていたようなので、昭和17年中頃までは現役と言えるのではないでしょうか。
出沼ひさし
- >1
珊瑚海海戦時の米空母の搭載機数は、学研太平洋戦史シリーズ53「アメリカの空母」に記載されています。他の海戦時の搭載機数、搭載定数の変遷も載っていますので、アメリカの空母とその搭載機数に興味をお持ちであればお勧めです。
出沼ひさし
- >4 出沼さま
戦史叢書の数字、「翔鶴」と「瑞鶴」が逆ではないでしょうか。それとも、別の巻で正誤表が出ていて、私が見逃しているのでしょうか。
あと、「祥鳳」の零戦の搭載数8機のソース、差し支えなければお教えいただけますでしょうか。
わがまま申し上げて申し訳ありません。
HS
- >6 HS様
>「翔鶴」と「瑞鶴」が逆ではないでしょうか。
はい、その通りでした。ここに謹んでお詫びするとともに、以下のように訂正させていただきます。
作戦開始前の5航戦搭載機数については戦史叢書「南東方面海軍作戦1」によると
「翔鶴」 零戦17機、99艦爆21機、97艦攻16機
「瑞鶴」 零戦20機、99艦爆22機、97艦攻21機
ですが、第25航戦補充用の零戦を「翔鶴」5機、「瑞鶴」4機搭載していました。これらの零戦は、天候などの理由により空輸は行なわれず、母艦に搭載されたままでした。
さらに「翔鶴」の零戦1機、「瑞鶴」の艦爆1機、艦攻2機は海戦前に不時着しています。よって海戦直前の搭載機数は
「翔鶴」 零戦21機、99艦爆21機、97艦攻16機
「瑞鶴」 零戦24機、99艦爆21機、97艦攻19機
となります。
>「祥鳳」の零戦の搭載数8機のソース
ソースと言うほど決定的な情報があるわけではないのですが、祥鳳飛行機隊戦闘行動調書の4月8日に零戦延8機の飛行記録があり、20日に零戦延13機の飛行記録があります。また、戦史叢書「南東方面海軍作戦1」の193頁に4月29日現在の「祥鳳」搭載の零戦稼動機数が10機との記載があります。これらから類推して、5月7日に零戦7機はちょっと少ないかなと考えております。
なので「思われます」という表現にしましたが、根拠の薄弱な推測で書き込んだのは問題だったかもしれません。
最後になりましたが、HS様、ご指摘どうも有難うございます。
出沼ひさし
- さらに訂正(汗)
7の第3段落2行目
4月8日に零戦延8機の飛行記録があり→4月8日に零戦8機の飛行記録があり
出沼ひさし
- 回答ありがとうございます。
能登